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あつ森でポケモンの世界を完全再現 「好きなもの同士をミックス」 制作者に聞いたこだわり

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

あつ森で「ポケットモンスター 赤・緑」の12ばんどうろを再現したワンシーン(画像はスクリーンショット)
あつ森で「ポケットモンスター 赤・緑」の12ばんどうろを再現したワンシーン(画像はスクリーンショット)

 Nintendo Switchの大ヒットゲーム「あつまれ どうぶつの森」(以下、あつ森)で人気ゲーム「ポケットモンスター」シリーズのフィールドマップを完全再現した動画が、SNS上で話題を集めています。YouTubeでゲームの実況動画投稿やライブ配信を行っている、制作者のろぜデパミ(@RozeDepami1085)さんに制作の経緯とこだわりを聞きました。

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「マイデザイン」を使い、ドット絵で表現されているポケモンの世界を忠実に再現

「マイデザイン100枚描いて作ったポケモン島(あつ森3周年short ver.) 初代からルビサファまでのドット絵は1枚1枚ほぼ完璧に模写できているが……ダイパ~BWはところどころ3Dグラフィックのため、きれいなスクショをネットで拾ってきて画像編集ソフトで色数を落として模写している」

 今月6日、ろぜデパミさんが投稿した1分ほどの動画は、7500件を超えるリツイート、2.8万件の“いいね”を集めるなど話題に。「あつ森の可能性すげー」「マジですごすぎます。ドットって芸術」といった感動の声や、「ポケモンゲームはほとんどの地方を旅しているので、めちゃくちゃ懐かしいと感じました」「育て屋の前で卵を孵化させるためにチャリ往復した記憶がよみがえりました」「すごすぎて感動してたら“なぞのばしょ”とかいうトラウマまで再現w」など、当時の思い出を語るポケモンファンの声が多く寄せられています。

 世界観を表現するのに使用したのは、あつ森の人気機能「マイデザイン」。縦横各32マスの中にいわゆるドット絵で絵を描くことで、ゲーム内で使えるオリジナルの壁紙や床材、洋服などを自作できる機能です。ろぜデパミさんはこの機能を使い、同じくドット絵で表現されているポケモンの世界を寸分違わず忠実に再現したといいます。

「100枚までのマイデザインの枠をあまり消費せず、それでいて印象的な原作のシーンをチョイスする作業には苦労」

「ポケモン島」作成を思い立った経緯について、ろぜデパミさんは「初代ポケモンからリアルタイムでずっとポケモンを楽しんできましたので、ポケモンに関するさまざまな思い出をなんらかの形にしたいと考えました。どうぶつの森シリーズも20年以上前からファンなので、単純に自分の好きなもの同士をミックスさせてみようって考えもありましたね」と説明しています。

 実は、この島が完成したのは数年前。かかった時間は「はっきり覚えていませんが、2週間くらいだったと思います。仕事の昼休み中や休日を目一杯使って黙々と作っていました」とのことで、地道な作業も「ポケモンシリーズならではのかわいらしいドット絵には昔から関心があります。ポケモンのドット絵を解説する動画を作るほど好きなので、膨大な数のドット絵を模写するのも苦にはならなかったです」と振り返ります。

 また「できるだけ多くの思い出を島に詰め込むために、100枚までのマイデザインの枠をあまり消費せず、それでいて印象的な原作のシーンをチョイスする作業に苦労しました。ただマイデザインを地面に貼り付けるだけではつまらないので、場所によっては段差を作ったり、柵などの家具を置いてみたりして立体的に楽しめるようにしています」と、こだわりも満載です。

「実はあつ森がブームだった数年前に、2~3回にわたって島作りの経過をツイッターに投稿していたのですが、いずれも数万“いいね”を越える反響となりました。そして、今回もたくさんの方々に島を見ていただけてびっくりしています。単純に『すごい!』と褒めてもらえるのはありがたいのですが、僕のツイートがきっかけになってポケモンの思い出を話している方々を見ると『この島を作って良かったな』とうれしくなりますね」とろぜデパミさん。あつ森もポケモンも、多くの人から長く愛される名作だということが改めてわかりますね。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)