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旅行前に知っておきたい海外のトイレ事情 日本の設備はとはかけ離れた点がたくさん
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よく見かける便座のないトイレ 使い方の「正解」とは?
そして極めつけが、便座のないトイレが多いこと。レストランやカフェ、ホテルなどのトイレにはほぼ便座が付いているのですが、サービスエリアや観光地にある公共トイレは、私が知る限り百発百中付いていません。あの冷たくて白い陶器の便器のみが置いてあるのです。
初めて見たときは「これはどうやって使うの……?」と困惑しました。便座が付いている日本のトイレに当たり前のように腰かけて使っていた身からすれば、信じられない光景です。
正直、いまだに使い方の正解がわからないのですが、頑張って腰を少し浮かせた“空気椅子”で耐えるか、トイレットペーパーや手持ちのウェットティッシュなどで拭いてから使うようにしています。いずれにしても快適に用は足せません。冬は寒いですし、現地の人は平気なのでしょうか……?
急に使いたくなったら? トイレが近くにあるときは行っておく
街中にトイレがないといっても、生理現象なので緊急事態になることもありますよね。では、そんなときはどうすればいいのでしょうか? その答えは、カフェやファストフード店で飲み物などを買って使わせてもらう、またはレストランなどに入って使う――これしかありません。
美術館などの観光スポットにはたいてい無料のきれいなトイレがあるので、用を足す必要性を感じなくとも、トイレがあるときに念のため行っておくという策を講じるしかないのです。
日本のトイレ事情は世界トップ
日本のトイレは総じてきれいで、設備が整っていることが多いと思います。暖房便座やウォシュレット、音消し用の流水音まで備えた気配りは、まさにジャパンクオリティの視点や技術。もちろんほかにも良い点はたくさんありますが、日本のトイレ事情は、間違いなく世界に胸を張って自慢できるポイントだと感じています。
(Ana)
Ana(アナ)
旅アドバイザー&トラベルライター。学生時代から海外旅行に魅了され、これまで世界約50か国をめぐってきた大の旅好きで、海外添乗員として活動していた経験もある。行った旅の数と比例して、経験してきたトラブルや事件は数知れず。コロナ禍を経て、再び海外へ飛びながら旅に役立つ情報、異文化を楽しむ知恵などを日々発信中。