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久しぶりの海外旅行前に知っておきたい 「Visit Japan Web」とは
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今の機能は“オンライン上でできる税関電子申告”
では、検疫手続きが不要になった今現在の「Visit Japan Web」にはどのような機能があるのかというと、「税関電子申告」です。日本に帰国する際は、細長い黄色の紙「携帯品・別送品申告書」を必ず記載・提出します。これが電子化され、ウェブ上で登録できるのです。
紙と同じように、到着便や氏名、生年月日、携帯品の申告の「はい」「いいえ」を回答して入力していくと、最後にQRコードが生成されます。税関には専用のマシンがあるので、パスポートとこのQRコードをかざせば手続きは終了。電子申告済みのゲートを通れば手続き終了で、出口へと向かえます。
税関では、スムーズな手続きのため全員に「Visit Japan Web」での電子申告を推奨していますが、電子ではなく以前の紙のままでもOKです。その場合、記入した紙を持って税関の係員がいるレーンに並び、チェックを受けてから出口に向かいます。
今後、旅行者が増えていく場合は便利
水際対策が終わり、検疫手続きが不要になってからも私は何度か出国していて、慣れてしまえばとくに面倒ということもないので、毎回「Visit Japan Web」での税関電子申告を使っています。今はまだ、有人レーンが長蛇の列で混んでいるといった状況ではありませんが、これから夏休みや年末年始といったタイミングで旅行者が増えてくると、時間がかかる可能性があります。その際は、QRコードさえあればスキャンで済むので、並ばずスムーズにいけるのではないかと思います。
日本に到着して、荷物受取所(バゲージクレーム)で荷物が出てくるのを待っている時間で簡単に登録できるので、一度利用してみるのもおすすめです。
(Ana)
Ana(アナ)
旅アドバイザー&トラベルライター。学生時代から海外旅行に魅了され、これまで世界約50か国をめぐってきた大の旅好きで、海外添乗員として活動していた経験もある。行った旅の数と比例して、経験してきたトラブルや事件は数知れず。コロナ禍を経て、再び海外へ飛びながら旅に役立つ情報、異文化を楽しむ知恵などを日々発信中。