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真夏日に9羽の子鴨がピンチ! 母鴨の異変を察知した優しい夫婦に米国で称賛

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

鴨の親子(写真はイメージ)【写真:写真AC】
鴨の親子(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子どもの安全を守るのは親の役目。そう思っているのは人間だけではありません。子鴨を連れて移動していた母鴨。その途中、子鴨が道の排水溝に落ちてしまいました。右往左往する母鴨に気づいた、ある夫婦による救出劇が米国で話題になっています。

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排水溝に落ちてしまった9匹の子鴨 その後は…

 米カリフォルニア州に住むクリスタル・ギネインさんと配偶者のゲーリーさんは、ランチに行く途中で1羽の鴨を見かけました。気温約30度の真夏日のなか、鴨は道の端にある排水溝のそばで「クワックワッ」と鳴き、激しく動揺している様子だったといいます。不思議に思った夫妻は車を降りて、排水溝の中を覗いてみることに。

 そこには、9羽の子鴨の姿がありました。どうやら排水溝に落ちてしまい、身動きが取れなくなっていたようです。ゲーリーさんは格子のフタを持ち上げて、排水溝の中へ。そして、落ちた子鴨を1羽ずつ救い出しました。9羽を外に出してあげることができましたが、残念ながら1羽はすでに息を引き取っていたそうです。

 ふたりはこの救出劇を動画で撮影し、TikTokに投稿。すると大反響を呼び、9.8万件もの“いいね”が集まりました。コメント欄には「助けてくれてありがとう! あなたは素敵な人です」「きっと母鴨も『ありがとう』と言っているはず」など、ゲーリーさんの行動を称賛する声が寄せられています。

 その後、夫婦は予定通りランチへ。その帰り道で子鴨たちの様子を確認したところ、さらに1羽減っていたそうです。ゲーリーさんが周囲を捜索に行くと、1羽は駐車場で轢かれて亡くなっていました。9羽いた子鴨のうち、残念ながら2羽は助かりませんでしたが、夫婦は今後もほかに迷子になった子鴨がいないか、注意しながら見守っていくつもりだといいます。

 この救出劇について、米メディア「マクラッチー・ニュース」が特集。今回はクリスタルさんとゲーリーさんの活躍によって子鴨は救われましたが、「傷付いたり、病気になったりしている動物の赤ちゃんに出合ったら、地元の野生動物リハビリセンターか最寄りの魚類狩猟事務所に連絡してください」と伝えています。

(Hint-Pot編集部)