「欲しい……」。そんなコメントが添えられた写真には、テーブルの下からひょっこり顔を出して、飼い主さんを見上げるシベリアンハスキーが写っています。なんでも、夕飯のから揚げをおねだりしている最中なのだそう。もちろん与えることはできませんが、ペロッと舌を出しながら熱視線を送る愛らしい表情が、ツイッター上で2.7万件もの“いいね”を集め話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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かわいいおねだり姿を披露したななちゃん

　2歳5か月のシベリアンハスキー「なな」ちゃんは、人が大好きで甘えん坊な女の子。小さい頃はとてもやんちゃでしたが、2歳を過ぎると少しずつ落ち着いてきたそうです。かわいらしいお名前は、17日に生まれたことから「7（なな）」にちなんで授けられました。

　注目を集めた写真は、飼い主さん家族が夕飯の食卓を囲んでいるときに撮影されました。この日のメインディッシュはから揚げ。おいしそうな匂いに誘われたのか、ななちゃんがテーブルの下に潜り込んできたそうです。

　そして、飼い主さんの配偶者さんの足の間からひょっこり顔を覗かせ、ペロッと舌を出して見上げながらおねだり！　その表情は真剣そのものです。

から揚げにはありつけず、拗ねてしまったななちゃん

　この写真がツイッター上で公開されると、2.7万件もの“いいね”が。リプライ（返信）には「ぬいぐるみのようで愛らしいかわいい。あげたくなっちゃいますわん」「おめめきゅるるん、舌ぺろりん。そんなななちゃんに癒やされる～」「お前さんが欲しいよ」など、かわいらしいななちゃんの姿に夢中な声が寄せられています。

　このあとも、キラキラと目を輝かせながらおねだりし続けましたが、心を鬼にした配偶者さんはから揚げを与えず。ななちゃんは、すっかりへそを曲げてしまったそうです。

「私たちが何か食べていると、テーブルの下からよく顔を出してきます。小さい頃からよくやっていました。大きくなって、椅子に上がることができるようになってからは、横に座って圧をかけてくることが多いです（笑）」

先代のハスキー・るりちゃんがつないでくれた新たなご縁

　とてものびのびと成長しているななちゃん。実は、飼い主さん家族にとって、ななちゃんは2代目のシベリアンハスキーです。

　先代の「るり」ちゃんは、フレンドリーでおおらかな「これぞ、ハスキー犬！」といった性格の持ち主だったそう。すっかりその魅力に取りつかれた飼い主さん家族は、再びシベリアンハスキーをお迎えすることにしました。

「るりが亡くなったあと、あまりにも寂しくて、同じ犬舎からななを迎えました。るりの祖父とななの曽祖父が同じなので、薄いですが実は血のつながりもあるんです」

　るりちゃんはきっと、ななちゃんと飼い主さん家族のことをお空の上から見守ってくれていることでしょう。これからも、幸せな日々が長く続くといいですね。

○取材協力：なな@シベリアンハスキー（@huskynanachan）さん

（Hint-Pot編集部）