どうぶつ
白と黒の元競走馬兄弟 北海道の夏空を彩る姿に反響 「カレンダーに使われるやつ」
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青い空と、ふわりと浮かぶ白い雲によく映える2頭の馬。それぞれ、白く輝く被毛とツヤのある漆黒の被毛をまとっています。正確な毛色は、白い馬が芦毛(あしげ)、黒い馬が黒鹿毛(くろかげ)というそうです。「Yogiboヴェルサイユリゾートファーム」(北海道日高町)の公式ツイッターアカウント(@Versailles_Farm)で公開された美しい2頭について、同ファームの岩崎崇文さんにお話を伺いました。
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白と黒の兄弟馬 美しい2頭にうっとり
きれいな夏空の下で輝きを放ったのは、芦毛のトミケンブリアールと黒鹿毛のチュードサンデーです。今月12日に同ファームにお迎えされました。2頭の母親はマツノルーブルで、父親違いの兄弟です。
ツイッターに投稿された4枚の写真には、2頭がぴったりと寄り添い合う姿や、澄んだ空気の中、気持ち良さそうに疾走する姿も。「まだ来たばかりで不安だから、寄り添っているのでしょうね」と、岩崎さんは2頭の様子を話します。
白と黒のコントラストが美しい2頭の姿が公開されると、1万件近い“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「仲の良さが伝わってきます」「いいツーショット」「素敵な兄弟ですね」「絵になる」「カレンダーに使われるやつ」など、さまざまな声が上がっています。
根っからの仲良しではない? オーナーからは注意喚起も
トミケンブリアールは、JRA(中央競馬会)だと1戦のみでしたが、地方競馬では63戦も走り切りました。2004年から2008年までの5年間、現役を続け10勝。チュードサンデーは、岩手県にある水沢競馬場や盛岡競馬場で88戦14勝という、実にたくましい戦績です。
実は、チュードサンデーには同ファームと浅からぬ縁があるそう。チュードサンデーの父・サンデーウェルが生まれたのは「三城(さんじょう)牧場」。この三城牧場の所有者が変わって、現在のヴェルサイユリゾートファームになりました。つまり、父の故郷に息子が帰ってきて過ごしているということです。ここに来る運命にあったのかもしれませんね。
父親は違いますが、同じ母親から生まれた兄弟。とはいえ、根っからの仲良しというわけでもないそうです。
「預託していただいたオーナーさんからは『仲良くないというか、どちらかがもう一方をいじめる』と注意喚起を受けています」
しかし、入厩したてということで、2頭はまだ環境に慣れていません。「片方が見えなくなると、お互いに心配そうにしています」と岩崎さんは明かします。まだ我を出す段階ではないようですが、困ったときには兄弟の絆を見せているようです。
新しい環境に慣れた頃には、のびのびと過ごす仲良し兄弟の姿がたくさん見られるかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)