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窓リフォームは補助金を賢く利用 冬の寒さ対策は早めがベスト

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

在宅時間が増え、住環境を快適にしたい人が増加。補助金を賢く利用するには?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
在宅時間が増え、住環境を快適にしたい人が増加。補助金を賢く利用するには?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 コロナ禍以来、在宅ワークが増えて住環境を快適にしたいと考えるようになった人は少なくないでしょう。実際にリフォーム市場は堅調だといいます。在宅時間が増加したことで増えがちな電気代を抑える方法のひとつとして、また防音や防犯のためにも窓をリフォームする方法がありますが、やはり気になるのは金額面です。実は、窓のリフォームに関する補助金はさまざまあり、賢く使えば数十万円の得をすることも。そこで、リフォーム専業店「中沢硝子建窓」の中沢仁郎さんにお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

窓リフォームで申請できる国の助成金は3つ

 窓を高断熱のものに替えるとなると、やはり数十万円からの費用がかかります。東京都足立区にある中沢硝子健窓の中沢仁郎さんによると、東京都内で築35年の戸建て住宅において4か所の窓工事を行った場合、見積もり額は約83万円。今後、電気代やガス代の補助がなくなることや値上がりが続くことを考えると、節電・節ガスに励みたいところですが、おいそれと出せる金額ではないですよね。しかし、国や地方自治体からの助成金を申請すれば、半額以下でリフォームできるケースもあるそうです。

 では、気になる助成金についてみてみましょう。国による窓リフォームに関わる補助金・助成金制度は3つあります。

1. 住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(先進的窓リノベ事業)/経済産業省・環境省
 補助対象期間内(2022年11月8日~遅くとも2023年12月31日まで)にこの事業に登録した事業者と契約し、窓や窓ガラスを対象製品を用いてリフォームする工事を行った場合において申請可能。建ててから1年以上が経過した住宅に適用され、ガラスの交換、内窓の設置、外窓の交換に対して適用される。

2. こどもエコ住まい支援事業/国土交通省
 主に子育て世帯、若者夫婦世帯を対象に行われている支援策。窓ガラス交換であれば、ガラス1枚あたり3000~1万2000円。内窓設置や外窓交換であれば、1か所あたり1万5000~2万4000円の補助が受けられるというもの。窓のリフォームにあたり対象製品を使用すること、登録されている事業者と契約することが条件。交付申請は遅くとも2023年12月31日までだが、希望者が多いためなるべく早めの申請が必要。

3. 次世代省エネ建材の実証支援事業/環境省・環境共創イニシアチブ
 戸建て住宅の開口部(窓と玄関)の改修に際し、この事業に登録されている製品を使って行うことで、経費の半分以内(上限150万円/戸)を助成。一次公募期間が2023年8月25日まで、2次公募期間が9月4日~11月30日まで。

 なお、国の助成金は1回のリフォーム工事に対し、基本的にひとつしか利用できないのですが、対象となる部位が異なる場合など併用できるケースもあります。事業者と相談し、もっともお得になる制度を利用するようにするといいでしょう。

地方自治体の補助を併用することが可能な場合も

 国からの助成金・補助金だけでなく、度道府県や市区町村など地方自治体(地方公共団体)による助成も行われています。ポイントは、国の助成金と併用できる場合があるということ。地方自治体によって条件や金額、申請方法などが変わるので、住んでいる都道府県と市区町村、双方に話を聞くようにするといいと思います。どれくらいお得になるのか、施行事例をみてみましょう。

○東京都台東区、築50年・戸建て住宅の場合(中沢硝子健窓による施行事例)
条件:5か所の窓を断熱窓にリフォーム
見積もり額:163万7350円
利用した補助金:国の補助金1(43万3000円)+東京都の補助金(クールネット東京)50万3000円+台東区の補助金(窓・外壁等の遮熱・断熱改修助成金制度)11万4000円
実際に支払った金額:58万7350円

 なんと3つの補助金を併用し、見積もりの3分の1ほどの金額に収まりました。高断熱の窓に替えることで、年間の冷暖房費は半減が見込まれます。このことを考えれば、10年も経たないうちに元が取れることになるでしょう。

 国、地方自治体ともに、決められた予算がなくなると終了のため、早め早めの行動が大切。まずは、ご自身の住んでいる地域で受けられる助成金を確認することから始めてみましょう。

(和栗 恵)