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日本の“癒やしスポット”に魅了された米女性カメラマン 連日の来店で感じた日本のおもてなしとは
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世界水泳選手権2023福岡大会が14日に開幕。世界中から集まった選手たちが激闘を繰り広げています。Hint-Pot編集部では、競技以外の“番外編”をお届け。海外メディアとして会場入りし、連日、選手の勇姿を追う米女性カメラマンのリズ・コーマンさんにお話を伺いました。初来日の女性カメラマンが感激した日本のおもてなしとは?
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初めての来日 毎日のように足を運んだ場所は「快適」
私は仕事で世界中を飛び回っていますが、日本には今回の世界水泳の取材で初めて来ました。東京で数日間過ごしてから、福岡入りし、大会ではアメリカ代表選手たちをメインに、写真撮影や取材をしています。選手たちの活躍は本当にうれしいですね。仕事を忘れて興奮したり、涙したりしてしまいます。
ただしカメラの仕事は、けっこう大変なのです。連日、重たい機材を抱えて現場へ行き、シャッターチャンスを逃さないよう構え続けるので、腰に痛みを感じることもあります。疲れを取るには温泉が良いと聞いて、福岡マリンタワーの近くにある温泉施設に、仕事が終わると毎日のように通っています。
サンフランシスコには大きな日本人街があるので、お風呂に入ったことはありました。しかし、“本当の日本のお風呂”を体験するのは初めて。内湯と露天風呂があって、外には木が植えられていたり、石が置かれたりしていてとてもきれいな施設で感動しました。
裸になってお湯につかることに抵抗はなかったけれど、すべての案内が日本語しかなくて……。裸のまま「どうしよう」と立ち尽くしていたら、周りにいた日本人が助けてくれました。「こっちへ行くと何があるよ」とか、優しく教えてくれて感激しましたね。何度か通ううちに私のことを覚えてくれたお客さんもいて、行くたびに私のことを気にかけてくれて、日本のおもてなしの心を感じています。
施設にはいろいろな種類のお風呂があります。とても熱いお湯もあれば、ぬるいお湯もあって、面白いです。なかでも、私のお気に入りは岩盤浴です。これは日本で初めて体験して、最高の気分になりました。さらに、施設内には本を読んだり、横になって休憩したり、マッサージを受けたりできるスペースもあり、快適です。
私はアーティスティックスイミングの競技が終わったらサンフランシスコへ戻ります。その前に、もう一度そこへ行って、疲れた体を癒やしたいですね。
(Hint-Pot編集部)