どうぶつ
ドアを開けるスッポンが「すごく器用」 自力で部屋へ戻る姿に3.7万人が驚愕
公開日: / 更新日:
ドアを器用に開けるねこちゃんやわんちゃんを、よく見かけますよね。ところが、今話題になっているのはなんとスッポン! ベランダで日向ぼっこをしたあと、家の中に戻ろうとして窓を開ける姿に、驚きの声が殺到しています。ツイッター上で3.7万件もの“いいね”を集めた動画について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
スッポンきょうだいの末っ子さんちゃんの特技にびっくり!
一躍有名になったのは、今年の夏で6歳になるスッポンの「さんちゃん」です。飼い主さんは、さんちゃんを長らく女の子だと思っていたそう。しかし、最近になって男の子であることがわかりました。
そんなさんちゃんは、1年ほど前からある驚きの行動を見せるようになりました。日向ぼっこをするため、飼い主さんにベランダへ出してもらうのが日課だというさんちゃん。しばらくすると、部屋に戻りたくなったのか窓の前へ。すると、左前足を器用に使って窓を引っかくように開けると、あっという間に部屋の中へ入って行きました。
「窓を開けられるようになったのは1年前、4歳6か月頃のことです。自分の水槽に戻りたかったようで、部屋に入るとまっすぐ水槽に向かっていき、そのままドボンしました。自分ではベランダに出ようとしないので、部屋の中から窓を開けたことはありません」
「ドアを開けるスッポン」とのコメントを添えて動画をツイッター上で公開すると、なんと3.7万件超もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「カメが考えてサッシを開けて自分で部屋に入るってことがすごいことですね!」「いやすごいな、驚いたわ カメ族のポテンシャル!」「ねこみたいすごい」「すごく器用な子ですね!」「天才!」など、器用なさんちゃんを称賛する声がたくさん寄せられています。
偶然出会った3匹のスッポン その賢さに驚く日々
さんちゃんには2匹のきょうだいがおり、一番体が大きいお姉ちゃんの「いっちゃん」もまた、窓を開けることができるそうです。
それにしても、スッポンを飼い始めるきっかけはなんだったのでしょうか。
「道の駅のようなところで3匹と出会いました。初めて見るスッポンのかわいらしいフォルムに魅せられて、3匹一緒にお迎えしました」
お迎え後は、飼い主さんのおうちで仲良く暮らしていた3匹のきょうだい。ところが2021年7月、2番目に体が大きいお兄ちゃんの「にーくん」が虹の橋を渡りました。現在、さんちゃんは飼い主さんと、いっちゃんは飼い主さんの妹さんのおうちで、にーくんの分まで元気いっぱいに過ごしています。
お迎え当時は背甲幅4センチ、体重わずか7グラムだったさんちゃんといっちゃん。今では背甲幅28センチ、体重3.5キロまでに成長しました。生活をともにするパートナーとしてはまだ珍しいスッポンですが、その魅力は無限大です。
「スッポンの賢いところを知ってもらえたらうれしい」と語る飼い主さん。さんちゃんの活躍をきっかけに、スッポンの人気が高まりそうですね。2匹のきょうだいが楽しく過ごす様子を、にーくんもお空の上から見守っていることでしょう。
※スッポンの寿命は20年以上と長く、体も大きくなります。お迎えを検討する場合は安易に考えず、最後まで面倒を見ることができるよう、十分に準備を整えてからお迎えしましょう。
○取材協力:ドアを開けるすっぽん(@riyo67717047)さん
(Hint-Pot編集部)