「私が爪切りしようとすると大暴れするけど、夫がするとこのおとなしさ。ずるいわ～」。悔しさがにじむコメントが添えられた動画には、足の間に座って爪を切ってもらうねこの姿が。ちょっぴり緊張した面持ちではあるものの、されるがままといった様子でとてもお利口さんです。プロの漫画家として活躍している、飼い主の田中よーちん（@yochin_tanaka）さんに詳しいお話を伺いました。

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爪切りは配偶者さん派？　ポン子ちゃんの反応に飼い主さんはジェラシー！

　元保護ねこの女の子で8歳の茶トラ、「ポン子」ちゃん。愛らしいお名前は、保護直後に訪れた動物病院の受付で「仮でもいいので子ねこの名前を記入してください」と言われてひらめいたものだそう。飼い主さんの著書に登場するねこの名前が「ポン」だったことから、女の子なので「子」をつけて命名しました。

　ポン子ちゃんと飼い主さんご夫婦の出会いは、里親募集サイトがきっかけ。「ねこをもう一匹お迎えしたいね」と話し合っていたとき、隣町の民家で野良ねこが子ねこを生んで困っているという情報を得て、すぐお迎えに行ったそうです。

　話題になったのは、配偶者さんに爪を切ってもらうポン子ちゃんの様子を収めた動画です。配偶者さんの足の間にちょこんと座ったポン子ちゃんは、少々緊張した面持ちではあるものの、暴れることなく爪を切ってもらっています。

　飼い主さんが切るときは嫌がっておとなしくしていないというポン子ちゃん。配偶者さんだと、打って変わって落ち着いた様子で爪を切られるポン子ちゃんを見て、飼い主さんは嫉妬をにじませたコメントとともに動画をツイッターに投稿しました。

　すると、8000件近い“いいね”が。リプライ（返信）には「うちの子の爪も切ってほしいです」「……まさに、借りてきたねこ……（笑）」「乙女だから男性が良いのかしら」「しかもかわいい顔でこちらを見ましたね、ずるいわ～」「目が緊張してるw」など、ポン子ちゃんの反応に興味を示す人たちが続出しています。

ねこの爪を上手に切る秘訣とは？

　ちなみに、一緒に暮らしている元保護ねこの女の子で17歳のハチワレ「ドツ」ちゃんは、ご夫婦どちらが相手でもおとなしく爪を切らせてくれるそう。どうやら、ポン子ちゃんが配偶者さんにだけおとなしく爪を切らせるのには理由があるようです。

「ドツは私が独身時代から一緒に暮らしていた子で、私によく懐いています。そのため、あとからお迎えしたポン子は自然と夫に懐きました。ポン子は夫のほうが好きなようです」

　また、配偶者さんにねこたちの爪切りのコツを聞いてもらったところ「夫いわく『信頼関係です。それしかありません』だそうです（笑）」とのこと。

　もしかすると、ポン子ちゃんは飼い主さんを独占する権利をドツちゃんに譲ったのかもしれません。これからも大好きな飼い主さんご夫婦のもとで、のびのびと過ごしてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）