家族でねこを飼っていると、仲の良さに差が出ることがあります。あるご夫妻の愛猫は、かなりの母親っ子に育ったようです。「ママはいいけどパパは嫌」……そんな思いを顔ににじませながら抱っこされ、最後は何とねこパンチまで。その様子を収めた動画がツイッター上で7.4万件の“いいね”を集めています。この時の様子などについて、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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「顔近づけないで～！」とパパを拒絶するもなちゃん

　ミヌエットの女の子で1歳の「もな」ちゃんは、飼い主さんが“ねこ貯金”をしてお迎えしたという念願の愛猫。チャームポイントはふわふわとした縞模様の被毛です。今年8月には、1歳にして“親方感”たっぷりの貫禄ある寝顔で大きな注目を集めました。

　今回話題になった動画は、飼い主さんの配偶者さんに抱っこされている時の様子。もなちゃんにとってはパパですが、抱っこ中の雰囲気はやや緊張気味でご機嫌斜めに見えます。すると大きく目を見開きながらうなるような鳴き声を響かせ、最後はねこパンチを繰り出したのでした。

「顔近づけないで～！　やだ～！（シャー）……あれ、私今シャー！　しちゃった？」

　その時のもなちゃんの心情をこう読み解く飼い主さん。もなちゃんのねこパンチ後に見せたちょっと気まずそうな表情もかわいいですよね。この一部始終を収めた動画がツイッターで公開されると、何と7.4万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には、「何度も見返しちゃいます！」「絶対届かないねこパンチがかわいすぎました」「激おこですがむちゃくちゃかわいい」など、怒った姿もかわいいと絶賛する声が続々。また、「本能でアタックして我に返る感」「ゥウ～がめっちゃ警告音にしか聞こえない笑」「あーパパさん仲間だ」「私も家族で1人だけシャーって言われていたので、同情します」「俺やん……」とパパに共感する声も多数ありました。

もなちゃんの冷たい対応にもパパはデレデレ

　そこで気になるのは、もなちゃんとパパの関係性。「嫌いのなのかしら？」と少し気になってしまいますが、撫でられるとゴロゴロ声を出すなどどうやら心配無用のようです。

「食べることが好きなので、ごはんの催促やおやつが欲しい時はパパに甘えます。パパの抱っこだけだとねこパンチは出ませんが、顔を近づけられることが嫌みたいで、そうするとほぼ必ずパンチが飛んでいますね。私が抱っこをした時は、顔を近づけてもおとなしく抱っこされています」

　その後、もなちゃんはパパの腕の中から抜け出すことができたのでしょうか？　また、愛猫に冷たくあしらわれたパパの心境は？

「私が抱っこを代わったのですが、すぐにおとなしくなって腕の中に収まっていました。（パパは）パンチにびっくりして顔をそらしたものの、『かわいい』とデレデレでした（笑）」

　かわいいねこパンチを披露してくれたもなちゃん。いつかパパのおかおにも優しくタッチしてあげてほしいですね。

○取材協力：もな（@monamofumofu）さん

（Hint-Pot編集部）