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日本のスナック菓子を食べた外国人 初めての食感と「甘さ」に驚き 気に入った味とは

公開日:  /  更新日:

著者:荒木 優里

ポテチ以外のスナック編 甘いスナックは初体験!? 意外性で盛り上がり

(左から)検証に協力してくれたアルゼンチン人のマティアスと韓国人のリア【写真:荒木優里】
(左から)検証に協力してくれたアルゼンチン人のマティアスと韓国人のリア【写真:荒木優里】

 今度はあっさりコーン味の「ポリンキー」です。パッケージを見た瞬間、ふたりとも「似たようなお菓子を母国でも見たことがあるような……」とポツリ。

 試食してもらうと、リアは「コーン味のお菓子は好きなのでとても気に入ったよ! マイルドであっさりとした口当たりが好き。韓国のコーン味のお菓子よりも甘みが強い気がする」と高評価。マティアスは「軽い食感だね。甘いスナック菓子は初めて食べたからおもしろい」と、初めて出会った味だったようです。

 点数はリアが8点、マティアスが7点と、ともにハイスコアになりました。

 続いては、「ポリンキー」よりも甘い「キャラメルコーン」です。「韓国にも似たスナック菓子があるけど、こっちのほうがやはり甘いと思う。韓国では1袋食べられたけど、これは半分でいったんやめるかも。全部食べるとカロリーが気になるから」とリア。甘み=至福ではありますが、罪悪感もよぎるようです。

 対してマティアスは、「これも新しい味だ! さっきの『ポリンキー』より甘く、デザートのように感じるね。子どもたちも好きそうだ」とコメント。スナックといえば、これまでは塩味や辛味のイメージだったそうで、興味深そうに味わっていました。

 カロリーが気になったリアも、デザートのようだと評したマティアスも、点数はともに7点とハイスコアに。

 最後は、サラダ味の「じゃがりこ」です。まずは食べる前に、マティアスが「パッケージ上部にチャックが付いているのは便利だ」と、いきなりの高感触。日本には紙コップ型のパッケージもあることを伝えると、「とてもユニークだ」と興味を持ってくれました。

 そして実食。リアは「少しオイリーであまり好きではないかな……。ほかに選択肢があったら選ばないかも」と少し厳しい意見に。マティアスは「このスティックの形はとてもユニーク! でも味に特別感はあまりないね。何かにディップするといいのかも」と、こちらもちょっぴり物足りない様子でした。

 点数はリアが4点、マティアスが5点と6種類のスナックのなかで一番低い点数でした。

ふたりのベストスナックは?

 すべての試食が終了し、最後に点数を改めて確認。すると、リアのベストスナックは「ポリンキー(あっさりコーン)」、マティアスは「ポテトチップス(のりしお味)」という結果になりました。

 思ったよりも全体的に高評価で、日本のスナックの味を楽しんでもらえたのがうれしかったです。「日本のお菓子は甘みが強いイメージ」や「スナック菓子に甘いものもあるんだね」のような感想は、日本人同士で食べているだけでは気がつかない視点で新たな発見になりました。

 引き続き、日本のさまざまなお菓子について反応を探っていきたいと思います。

(荒木 優里)

荒木 優里(あらき・ゆり)

米ニューヨーク州在住のフリーアナウンサー。慶應義塾大学を卒業後、KSB瀬戸内海放送、テレビ埼玉で局アナとして勤務し、報道番組のキャスターや情報番組の中継リポーターなどを担当。2022年夏に渡米し、現在は初めて体験する海外生活での奮闘ぶりを日々発信中。