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在米日本人が米国で味わう日本の食品 販売価格はどれくらい違う? 比較してみた
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米国ペンシルベニア州のフィラデルフィアへ、昨年夏に移住したフリーアナウンサーの荒木優里さん。この連載では、米国生活でちょっと気になった「日米の違い」について比較しています。前回は「米国のスーパーマーケットで購入した商品価格」、今回は「日本食スーパーで購入した商品価格」がテーマです。日本で身近な食料品に絞り、米国の日本食スーパーマーケットや、日本食通販サイトでの販売価格を調査し、比較しました。どのくらいの違いがあったのでしょうか(※日本での販売価格は5月22日時点)。
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日本食スーパーや通販サイトを活用し日本の味を堪能
5月に入り気温が一気に上がり、夏を感じるような暑さの日も出てきましたね。我が家はつい先日までダウンを羽織っていたため、慌てて衣替えを行いました。現在、フィラデルフィアの日の入りはなんと午後8時過ぎ。とても日が長いのです(サマータイム期間中)。まだ外は明るいのに晩ごはんの時間を迎えるというのは、なんだか不思議な感覚に陥ります。
さて、米国にいると日本の方から「日本食が恋しくならないの?」とよく聞かれます。私自身の答えはもちろん「恋しくなります!」ですが、実は日本食スーパーや日本食通販サイトを活用して、家で日本の味を頻繁に味わっているのです。輸入されたものなので、もちろん日本より割高ではありますが、米国にいながら日本の食材を手に入れることができるのは本当にありがたいです。
そこで今回は、私が米国で購入した日本の食品とその価格をご紹介していきます(現地時間5月19日現在のドル円レート:138円 ※小数点以下切り捨て、日本の販売価格はすべて税込)。
和食の定番・みそ汁はインスタント食品を比較
まずは、日本の食卓に欠かせない定番料理です。
だしがきいたおみそ汁は、日本人にとって定期的に飲みたくなる味ですよね。永谷園の「毎日のおみそ汁 5種のバラエティーセット(10袋入り)」は、日本のライフネットスーパーで699円で販売されているのに対し、米国では13.99ドル(約1931円)。日本の約3倍の価格です。
外食で日本食レストランに行っても、なかなか満足しづらいメニューのひとつがおみそ汁。米国の「Miso soup」は非常にあっさりとしたものが多い印象で、だしをしっかりときかせた深みのある味わいは、日本のおみそ汁に限ります! 価格が多少高くても、迷わず購入する一品です。
日本のソウルフード・うどんも3倍以上の価格差が
米国で麺類といえばパスタですが、やはりうどんも食べたくなります。在米日本人の友人と「どんな日本食をストックしているか」という話題になるときにも頻繁に出てくる、五木食品の「3食スープ付きうどん」を比較しました。日本だとAmazonで228円ですが、米国では5.29ドル(約730円)です。米国の料理は濃い味の物が多いので、「さっぱりしたものが食べたい」「少し胃を休めたい」というときに食べたくなるのがうどんなのです。