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大やけどを負った野良猫が驚異の復活 美しく成長し新たな家族のもとへ【米】
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過酷な環境で生きる野良猫たち。ときに悲惨な事故に巻き込まれてしまうこともあります。米アリゾナ州では、火災により瀕死の重傷を負った当時生後7か月の子猫が動物愛護団体に保護されました。厳しい治療に耐えたその子猫は、驚異の回復力を見せて美しく成長。新たなおうちへと旅立ったことが報告され、感動が広がっています。
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損傷した指を切断するなどつらい治療を耐え抜いたリビー
命がけの試練に耐えた子猫の名前は「リビー」。4月にアリゾナ州マリコパ郡フェニックスのダウンタウンで発生した火災により、重度のやけどを負いました。リビーは親切な人に発見され、アリゾナ動物愛護協会(AHS)で保護されることに。。
保護当時、生後7か月だったリビーは、火事により肉球や耳、鼻にやけどを負い、体の一部分が溶けたプラスチックで覆われていました。また、煙を吸ったことにより呼吸器障害の可能性も。AHSの獣医師チームにより、損傷した指を切断する手術が行われ、やけども洗浄。包帯交換が毎日行われるなど、何十回にもわたる治療を受けました。
1か月もの間、厳しい治療に耐え抜いたリビーは驚きの回復を見せ、ボランティアのもとで一時預かりをしてもらいながら治療を続けることになりました。その後、焼け落ちていた毛も再生しましたが、不思議なことに黒猫だったリビーの体には白い毛が伸びてきたそう。もともと愛らしいリビーの外見は、個性が加わりさらにかわいらしくなりました。
保護から3か月が経ち、同団体は公式インスタグラムアカウントで、生後11か月になったリビーの奇跡を紹介。すると、1700件近い“いいね”が集まったほか、コメント欄には「泣いてなんかいないよ。なんて美しい子だろう」「彼女の物語を分かち合い、最高の人生を与えてくれてありがとう!」「かわいい天使の女の子 イエーイ、リビー」など、感動する声が寄せられました。
現在、リビーは愛情深い家族に迎えられ、新たな生活を始めているそう。リビーの末永い幸せを多くの人が願っています。
(Hint-Pot編集部)