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水出しコーヒーを自宅で楽しみたい 簡単に作る方法や豆の選び方をプロに聞いた
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朝食や休憩時間にコーヒーを飲むという人は多いでしょう。ホットコーヒーの香り深い味わいも良いですが、暑い季節はすっきりとした水出しコーヒーも美味。店頭で水出しコーヒーのキットなどを目にすることもありますが、せっかくなら自分で豆からオリジナルを作ってみたい! 自分で淹れるとなるとハードルが高い印象がありますが、コツを押さえれば、簡単においしく作れるそうです。水出しコーヒーに適した豆の選び方や、簡単に作る方法をスペシャルティ・コーヒー専門店「マメーズ焙煎工房」の店主、椎名香さんに伺いました。
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水出しコーヒーには味わいの強い豆を
水出しコーヒーは、抽出に時間をかけることで、味のバランスが整い、全体としてまろやかな味わいになります。かけた時間が、味わいの差になるので、お湯でドリップしたホットコーヒーと比べて、濃さがありながらも飲みやすい特徴もあります。
一般的にコーヒーはアイスにした方が、ホットに比べ香味を感じにくくなります。水出しコーヒーを作るときはどの種類の豆を使ってもおいしく楽しめますが、迷ったときは次の2つのポイントで選ぶと良いでしょう。
・豆の種類は苦みやコクが強めのもの
・焙煎の度合いは深入りのもの
例えば、ブラジルのナチュラル精製の豆や、インドネシアのマンデリン、グアテマラの深煎りなどは味わいが強いので、水出しコーヒーを初めて作る人にはおすすめです。
100円ショップのお茶パックを使って作ることも
専用の器具がなくても、100円ショップなどで売っているお茶パックなどを使って、水出しコーヒーを作ることができます。そのとき、豆の挽き方は中挽き程度で良いでしょう。あまり挽き方が細かいと、水の浸透が阻害されてえぐみが出る場合もあります。
【お茶パックで水出しコーヒーを作る方法】
1. 挽いた豆(15g程度)をお茶パックに入れる
2. 水(200cc)を入れたボトルに1を入れて、8時間以上置いて抽出する
使用するお茶パックの材質によって抽出状態に差が出ますが、より濃くしっかりとした味わいにしたい場合は常温(20度程度)で抽出、よりすっきりとした味わいにしたい場合は抽出を抑えるために最初から冷蔵庫に入れて抽出します。抽出したコーヒーにパックから出てしまった微粉が混ざっている場合があります。そのまま飲んでも問題はありませんが、気になる方は茶こしでこすなどして飲みましょう。
水出しコーヒーは和菓子から洋菓子まで、さまざまなスイーツとの相性も抜群です。コーヒーはあんこなど、日本ならではの甘味にもよく合いますよ。暑い日は、自分の好みで淹れた水出しコーヒーで、ブレイクタイムを楽しんでみるのも良いでしょう。
スペシャルティ・コーヒー専門店「マメーズ焙煎工房」の店主。厳選のスペシャルティ・コーヒーのみを焙煎・販売し、今までのコーヒー業界の常識にとらわれず、「美味しさ」をいかに納得できる形で実現できるか、日々探究している。あくまでコーヒー本来の味わいをベースに、製品そしてセミナーなどを通じて、もっとも新しい「コーヒーの今」を伝えることに邁進中。その活動は企画面でも評価が高く、多くの企業コラボレーション事例を持つ。
(Hint-Pot編集部)