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「お客さん帰っちゃった」 お見送りする温泉宿の看板犬2匹 しょんぼりする姿に2.1万人胸キュン
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お客さんに癒やしをもたらす“ふたり” 虹の橋を渡った愛犬を思い涙するお客さんも
田村さんは2016年4月に埼玉県から青森県へ移住し、南部屋を開業。その際に「“熊除け”を兼ねてオスいぬを飼おう」と決めていたことから、リュックくんをお迎えしました。そして同年9月にクララちゃんを保護。今では、立派な看板犬として活躍しています。
「宿にはいぬが得意でないお客さんもいらっしゃるので、当初は宿の営業スペースに2匹を入れることはなく、お客さんとの交流もありませんでした。その後、だんだんと常連のお客さんに2匹が認知され、玄関でお客さんと交流するように。ここ2~3年は、お客さんと遊んで、最後にお見送りするようになりました」
リュックくんとクララちゃんが宿に姿を現すのは、お客さんからリクエストがあったときだけ。声をかけられたときに、一緒に遊んだり、お見送りをしたりしているそうで、普段は裏の部屋で過ごしています。“ふたり”にも田村さんにも、看板犬という意識はないのだとか。
田村さんは、リュックくんやクララちゃんとふれあったお客さんから、愛犬とのエピソードをたくさん聞くそうです。
「ほとんどの方が『かつて自分で(実家で)飼っていた愛犬』や『今、自分で(実家で)飼っている愛犬』のお話をされます。なかには、かつての愛犬を思い出して涙ぐむお客さんもいらっしゃいます」
リュックくんとクララちゃんは看板犬としてだけでなく、セラピー犬のようにお客さんを癒やしているのかもしれません。これからも、2匹仲良く楽しい毎日を送ってほしいですね。
※リュックくんとクララちゃんはとても穏やかな性格ですが、万が一のトラブルを防止するため、一緒に遊ぶときは田村さんの立ち会いが必要となります。そのため、田村さんが不在のとき、調理中で立ち合いができないときなどは、遊ぶことができない場合もあります。
※「温泉民宿 南部屋(なんぶや)」は、奥入瀬渓流や十和田湖、蔦沼、八甲田山にほど近い場所に位置し、趣のある古民家と源泉かけ流しの温泉と2匹の看板犬が自慢の小さな民宿です。基本的に田村さんがひとりで運営しているため、利用にあたっては、ツイッターアカウントで公開している「利用上の注意点」や「看板犬2匹に関する注意点」、最新情報を必ず確認してください。
(Hint-Pot編集部)