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日本の流儀を世界が称賛 試合後に清掃されたなでしこジャパンのロッカールームは「尊敬に値」
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7月20日から開催され、連日熱戦が繰り広げられているサッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)2023オーストラリア・ニュージーランド大会。女子日本代表・なでしこジャパンは、グループステージ3連勝と勢いに乗っています。ピッチ上の強さのみならず、サポーターとともに日本らしい美徳で、海外メディアから注目を集めています。
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「立つ鳥跡を濁さず」を海外で体現
「いかにして日本のW杯チームは世界に教訓を与えたのか ピッチの内外にて」との見出しで特集したのは、米地元紙「デザート・ニュース」でした。記事では、7月22日にニュージーランドで行われたザンビア戦後の日本代表のロッカールームに注目しています。
「チームはゴミひとつないロッカールームを去る際、『ありがとう』とホワイトボードに記しました」
またFIFA公式X(ツイッター)アカウントでは、このときの美しく整頓されたロッカールームの写真を公開。投稿は世界中から反響を集め、リプライ(返信)には「これは尊敬に値する」「美しいです」「素晴らしい」など、称賛する声が上がっています。
さらに同記事では、現地で応援する日本人サポーターの美徳にも注目。「整理整頓はチームにとどまりません。日本のファンは試合後、観客席のゴミを見つけては拾っていくのです。彼らはゴミ袋とともに、列から列へときれいにしていきます」と、「立つ鳥跡を濁さず」という格言を海外で体現したことを絶賛しています。
日本人サポーターの試合後のスタジアム清掃が注目されたのは、今回が初めてではありません。同記事では、2018年にロシアで行われたFIFA W杯の決勝トーナメントで、日本がベルギーとの対戦で負けたときのことを振り返り、「日本代表の苦しい黒星をもってしても、礼儀正しいサポーターであることをやめません」と称賛。
「日本代表とファンの清掃は、上品なマナーの実践や良いサポーターを意味するだけではありません。彼らの文化の一部なのです」と綴り、試合結果にかかわらず、ゴミひとつ残さない日本の流儀を高く評価しています。
(Hint-Pot編集部)