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夏休みに親子で作る 使用済みの油を使ったろうそくの作り方 警視庁が紹介
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家庭で出る廃棄物のひとつに、揚げ物など使った廃油があります。夏休み中の子どもたちに、楽しくSDGsについて学んでもらうためにも、こうした身近なものをリサイクルしてみるのはいかがでしょうか。日頃から防災情報などを発信している警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)は、災害時にも役立ち、「自由研究におすすめ」という廃油を使ったろうそく作りを紹介しています。
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やってみたい! 親子で廃油を使ったろうそく作り
停電などの際に備えておくと役立つろうそく。実は“使わなくなったもの”を再利用して簡単に作ることができます。それは、揚げ物のときなどに出る廃油。同課のX担当者さんは、子どもたちと一緒に廃油を使ったろうそく作りに挑戦。その作り方を紹介しています。
【準備するもの】
廃油
タコ糸
市販の廃油処理剤(固めるタイプ)
好みの耐熱性の型
割り箸
【作り方】
1. 廃油に市販の廃油処理剤を加えて割り箸でかき混ぜる ※処理剤を使用する際は、使用方法や使用上の注意を確認してください
2. タコ糸を割り箸に挟み、容器の底まで届く長さに切る
3. 型にする耐熱皿の上に割り箸を置き、タコ糸を型の中に垂らす
4. 耐熱皿の型の中に廃油を流し入れる
5. 廃油が固まるまで10分程度待つ
ろうそく作りを始める前に、廃油はコーヒーフィルターなどで濾し、揚げカスを取り除くといいでしょう。カスが残っていると、火を灯した際にすすや嫌な臭いの原因になります。
また、油処理剤を加えるときは、油を温める必要があるものが一般的です。ろうそく作りをする際は火の扱いに十分気をつけ、必ず保護者と行ってください。
リプライ(返信)には、「廃油処理材でろうそく作れるの初めて知りました。やってみよう~」「大人でもやってみたいな!」などの声が寄せられました。
担当者さんいわく、「8歳と5歳の兄妹は、クレヨンを刻んで溶かした液体を(廃油に)混ぜて(ろうそくに)色付けした」とのこと。このようにアレンジを加えると、自分だけのオリジナルろうそくを作ることも可能です。クレヨンの入れすぎは臭いの原因になることがあるので、量に注意しましょう。
また、「大人の私も楽しめ自由研究にもなりおすすめです」とのこと。子どもの夏休みに、オリジナルろうそく作りを通して親子の時間を楽しむのもいいですね。
(Hint-Pot編集部)