「じゃらしの刀を持ったねこ道一心流の侍ねこ」とのユニークな書き出しから始まるコメントが添えられた写真が、X（ツイッター）上で大きな注目を集めています。二本足で立ち、前足でねこじゃらしをかまえたねこは、まさに侍そのもの！　話題の写真について、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ねこじゃらしを持って“刀剣ポーズ”をとるちょこちゃん

「じゃらしの刀を持ったねこ道一心流の侍ねこちょこ先輩？　『ねこねこ日本史』を思い出しました（笑）」

　勇ましい姿を披露したのは、元保護ねこの女の子で6歳のキジ白「ちょこ」ちゃん。愛らしいお名前は、飼い主さんのお子さんが付けました。Xでは、飼い主さんが製作・販売をしている自走式爆弾を模したぬいぐるみ「パンジャドラム」を“後輩”という位置付けにして、「ちょこ先輩」という愛称で呼ばれています。

　ねこじゃらしを刀のように、鋭い目つきでかまえるちょこちゃんは、まるで女性剣士のよう！　飼い主さんは、漫画やテレビアニメで人気を博した「ねこねこ日本史」に登場するキャラクターのようにも見えたそうです。

　この写真がXで公開されると、6500件以上の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「あの伝説のねこ侍」「じゃらしの鉈（なた）使い」「かっこいいですニャ」「柳生一刀流のかまえ」「これは間違いない。『秘剣一の太刀』です」など、ちょこちゃんの勇ましい姿に熱狂する声が続出しています。

ねこじゃらしに隠された秘密とは？

　実はこのねこじゃらし、ちょこちゃんがもっと楽しめるように飼い主さんが手を加えたオリジナルの仕様になっているそうです。

「棒の先端に紐を結んで、その先にもうひとつ、ねこじゃらしを付けています」

　ちょこちゃんは、このねこじゃらしをとても気に入っているそう。お手製のおもちゃからも、ちょこちゃんを思いやる飼い主さんの愛情が伝わってきます。

　遊びが大好きで、ユニークな動きをするちょこちゃんと飼い主さんは、保護ねこの譲渡会で出会いました。

「ちょこ先輩の第一印象は、『かわいいけれど、懐かないかもしれない』といったものでした。しかし、子どもがとても気に入ったのでお迎えすることに決めました」

　いくつかの譲渡会を見て回り、ちょこちゃんをお迎えすることを決めた飼い主さん。実は、ちょこちゃんをお迎えする2年前から一緒に暮らしていたねこがいました。ちょこちゃんをお迎えしたのには、「もう一匹いたほうが一緒に遊べるかもしれない」という思いがあったそう。しかし、そのねこは病気を発症し、虹の橋を渡りました。

　そのねこの分も精一杯、毎日を楽しみながら元気に生きているちょこちゃん。これからも末永く健康で、幸せに暮らしてほしいですね。

○取材協力：んま（@Nma76011093）さん

（Hint-Pot編集部）