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愛犬のいたずらで新郎不在の結婚式になる可能性も カップルの悲劇が米国で話題
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壁紙を破いたり、クッションをボロボロにしたり、犬の盛大ないたずらがニュースになることもあります。微笑ましいものも多いですが、飼い主の人生の大イベントを愛犬が台無しにしてしまうかもしれないという、まさかのハプニングが米国で話題になっています。海外挙式を数日後に控えていたカップル。ところが、渡航に必須のパスポートが、愛犬のいたずらによって見るも無残な状態になっていたのです。
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重要なページはほとんど破かれていたけれど…チッキーは「良い犬」
イタリアでの結婚式まで2週間を切っている、米マサチューセッツ州在住のあるカップルが窮地に立たされ、注目を集めています。その原因を作ったのは、愛犬である1歳半のゴールデンレトリーバー「チッキー」でした。
イタリアで夢の結婚式を挙げるため、何年もかけて準備をしてきたという、マグダ・マズリさんと婚約者のドナート・フラッタローリさん。ふたりは現地時間17日に市役所へ行き、結婚許可証と基本合意書を取り、その足で夕食に出かけました。その後、自宅へ戻ると、目の前には悪夢のような光景が広がっていたそうです。
なんとチッキーは、ドナートさんのパスポートを食いちぎってしまっていたのです。パスポートは最初の4ページと裏ページの数枚が破損。そのなかには、数年前にプロポーズ旅行をしたメキシコのスタンプが押されたページもありました。
マグダさんが地元ニュースサイト「NBC10ボストン」に語ったところによると、「最初にパスポートを見たときは、それほど傷んでいるようには見えませんでした」とのこと。
しかし、よく見てみるとパスポートはひどい状態で、重要なページがほとんど破かれていたそうです。それでもマグダさんは、チッキーは家を壊すような子ではなく「とても良い犬だ」と話しています。
急いで新しいパスポートを取得するため、夫妻は奮闘。複数の議員にメールを送るなどしましたが、最終的には国務省とパスポートオフィスに決定権があります。最悪の場合、新郎なしの結婚式となりそうですが、マグダさんはこのような状況になっても、どうにかして夢の海外挙式を成功させたいと前向きに考えているそうです。
このニュースはX(ツイッター)上でも話題になり、「マンマ・ミーア!」という驚きの声や、「あなた(マグダさん)が私(チッキー)なしで出発する予定だったと聞いています」とチッキーの心の声を代弁するなど、さまざまな反応が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)