フワフワとしてかわいらしい見た目が人気のポメラニアン。実は、成犬の毛に生え変わる換毛期に、体やシッポ、顔などの毛が少なくなり、まるでサルのような姿になる“サル期”を経て、麗しいポメラニアンへと変化を遂げます。X（ツイッター）では、イラストと3枚の写真を添えてこのプロセスを明かした投稿に、3.2万人が驚き！　飼い主で、プロの漫画家として活躍する橘紫夕@でかポメ&ちびポメ（@tachibana_shiu）さんに、詳しいお話を伺いました。

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変化を遂げて立派なポメラニアンになった宗次郎Jrくん

　今回の主役は、ポメラニアンの男の子で5歳の「宗次郎Jr」くん。やんちゃで好奇心旺盛な性格ですが、ビビりな一面もあるそうです。素敵なお名前は、先代のポメラニアン「宗次郎」くんから引き継いで授けられました。

　話題になったのは、「ホワホワ赤ちゃん毛」「“サル期”」「フワフワ＋サラリ　大人の毛」と三段階にわたるポメラニアンの換毛期について描いたイラストと、それぞれの時期に撮影した宗次郎Jrくんの写真です。

　生後2か月の頃は黒毛混じりでホワホワの赤ちゃん毛だった宗次郎Jrくんが、生後4か月になると口のまわりから鼻先、目の周りの毛が抜け、まるでサルのような見た目に。そして1歳になる頃には、よく目にするポメラニアンらしいフワフワでサラサラの被毛に生えかわっていることがわかります。

　橘さんは、「ポメラニアン豆知識。ポケモンくらい進化します。同じいぬとは思えない……」とのコメントを添えてイラストと写真をXに投稿。すると、あっという間に3万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「全部かわいいけど、“サル期”が一番好きだ～」「“サル期”とやらができそこない（失礼）のライオンみたいで愛しい」「思ったよりもサルで笑ってしまったw」「ポケモンの進化？」など、著しい変化を遂げた宗次郎Jrくんの姿に熱狂する声が寄せられています。

「ぽっこり出ていた」お腹も引っ込みシュッとした体型に

　ちなみに、宗次郎Jrくんの“サル期”は生後3～8か月の頃だったそう。当初、橘さんは、ポメラニアンに換毛期があることを知りませんでした。宗次郎Jrくん特有の現象だと思っていましたが、同じくポメラニアンと暮らしている作家さんの心配事を知ったのがきっかけで、ほかのわんちゃんにも起こると知ったそうです。

「その作家さんが『脱毛してきたけど病気か？　治るのか？』と心配されていて、ポメラニアンには“サル期”と呼ばれる換毛期があることを知りました。何も知らずにポメラニアンをお迎えすると、とても焦ることになると思うので、この投稿をたくさんの人に見てもらうことができて良かったです」

　我が子のように宗次郎Jrくんの成長を見守ってきた橘さん。どの時期も甲乙つけがたいかわいらしさであったことは間違いありませんが、そのなかでもとくに印象深かった時期があるそうです。

「とくに気に入っているのは、お腹がぽっこりと出ていた赤ちゃんの頃です。ある日を境に、腹筋が発達したためか、シュッと引っ込んでしまいました」

　宗次郎Jrくんとのにぎやかな日常を描いた漫画「ちびポメ」（Kindle版）も絶賛発売中。愛嬌たっぷり、自由奔放な宗次郎Jrくんと、橘さんとの愉快なやり取りにほっこりすること間違いなしですよ。

（Hint-Pot編集部）