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約50度の車内に生後6か月の子犬が置いてけぼり 保護後の新たな生活に感動【米】
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暑い車内にペットを置き去りにする問題が起きているのは、日本だけではありません。米コネチカット州でも先日、高温の車内から生後6か月のビーグルが救出される事件が発生しました。車の所有者は見つかったものの、子犬は動物管理官に保護されることに。そんな子犬のその後に、米国で注目が集まっています。
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消防署の本部で暮らすことに 名前は一般投票で決定
米コネチカット州イーストヘブンで、ある住人がカギのかかった車に取り残された1匹のビーグルの子犬を発見しました。そのときの車内温度は約50度。通報により消防隊なども駆け付け、子犬は救出されました。
その後、車の持ち主は発見されたものの、子犬は動物管理官のエミリー・ヒギンズさんに保護されることに。イーストヘブン市長のジェセフ・カルフォラさんは、市民から「市で引き取ってほしい」との要望を受けたことを、地元テレビ局「WFSB」に対して語っています。
市長の提案で、地元の警察署長や消防署長の同意を得て、最終的にこの子犬はイースト・ヘブン消防署の本部に住むことが決定しました。同市長は「この子犬はとても気質が素晴らしく、勤務中のクルーと仲良くやっていけるだけでなく、公共教育や地域のイベントで消防署の大使として活躍してくれるでしょう」とべた褒め。今後は、ストレスが多い消防士たちの気分転換や、心的外傷後ストレスの影響などを緩和する署内支援犬としての活躍が期待されています。
名前は、イースト・ヘブン消防署の公式フェイスブック上で一般投票で決めることに。最終的には「リッグス」という名前に決定しました。すでに消防士たちのサポートを始めている様子のリッグス。明るい未来に多くの人がエールを送っています。
(Hint-Pot編集部)