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まさかの高所で猫が宙吊り! スタジアム観客が一致団結した救出劇 悲鳴は大歓声に変化
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東京五輪・パラリンピック競技大会は終わったものの、来年には冬季五輪が控え、注目度は今も上昇中のスポーツ界。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」では、SNSで反響を集めた話題やこの機会に知ってほしい選手、ちょっとほっこりするネタなどをお届けします。今回は、米国の大学アメリカンフットボール(アメフト)会場での救出劇。高所から落下しそうな猫を一致団結した観客が救い、大きな話題になっています。
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間一髪で救出された猫は…「機嫌が良くなかった」?
感動的な救出劇の舞台になったのは、米フロリダ州にあるハードロック・スタジアム。11日(日本時間12日)にマイアミ大とアパラチア州立大の試合が行われる中、最大の注目を集めたのは観客の“連携プレー”でした。
客席で撮影された映像。多くのファンが視線を注ぐ先には、高さ10メートル以上はあるアッパーデッキからぶら下がり、今にも落ちてしまいそうな猫の姿があります。客席から実際に見ると怖さ倍増のようで、猫がもがくたびに大きな悲鳴が。
猫は爪を引っかける形で何とかつかまっていましたが、耐え切れなくなりついに落下。ところが、下では複数の観客が大きな星条旗を広げて待ちかまえていました。そして、落ちてきた猫をしっかりと受け止めて救出。1人の男性が頭上に抱き上げ、無事であることをアピールすると、場内の悲鳴は大歓声に変わりました。
映像では、ほとんどの人が飛びはねて喜んでいる様子を確認できます。また、その熱狂ぶりにやや戸惑った様子の猫が、救ってくれた観客の腕を引っかいて“お礼”をする一幕も。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、救出された猫を男性が「シンバスタイル」で掲げ、スタジアムが大歓声に包まれたとレポート。猫が腕に爪を立てたことにも触れ、「あまり機嫌が良くなかったようだ」と伝えています。
なお、この猫がどこからやってきたのかは分かっていないとのこと。地元紙「マイアミ・ヘラルド」によると、救出後の行方も不明だそうです。
ただ、1匹の猫が救われたことは確かで、この出来事は大きな話題に。ツイッターにはあらゆる角度から撮影された映像が公開されており、スタジアムの名前にちなんで「#HardRockCat」というハッシュタグも登場しました。「スポーツ・イラストレイテッド」が公式ツイッターで公開した動画には、「今日一番のキャッチ」「最高」などと救出劇を称えるコメントがついています。
(Hint-Pot編集部)