気になる顔のしわやくすみを消したり、体を細見えさせたりするなど、写真や動画で撮影した被写体をSNS映えさせてくれる加工アプリ。インスタグラムなどの普及で欠かせないものとなっていますが、X（ツイッター）では写真投稿の際の「ある部分」に関するあるあるなお悩みに対して「こんな機能があったらいいな」という思いを描いた漫画が2.8万件の“いいね”を集めて話題になっています。作者のさてよ（@sateyo）さんにお話を伺いました。

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かわいい人形を持って写真撮影してみたら…　

　イラストレーターとして活動する傍ら日常の何気ない出来事をユニークな視点で漫画に描いてSNSで発表しているさてよさん。実体験をベースにちょっと残念なエピソードを軽快に描いたコメディエッセイ「そんな日もあるさ　＃1」Kindlle版も人気です。

　今回X上で話題となった漫画は、SNSに写真を投稿するときにさてよさんが度々、「ある部位」について悩まされるという実体験からヒントを得て描かれたエピソード。ある日、さてよさんは知り合いからかわいい人形をプレゼントされました。さっそくSNSに投稿しようと人形を手に写真撮影を始めましたが、「ある部位」に不満が……。

　その部位とは「手」。さてよさんは「あ～～～!　私の手がかわいくない～!」とかわいい人形と一緒に写った自分の手がSNS映えしていないことが気に入りません。そして「顔補正みたいに手も補正してくれる機能があったらいいのに……」と写真を撮影するたびに自分好みに加工してくれる「手」だけに特化した加工アプリがいつの日か実用化されることを待ち望むのでした。

　この漫画は2.8万件の“いいね”を集めて話題に。リプライ（返信）には「あーーーーめっちゃ分かります!」「この手がきれいだったらなと何度思ったか……」「あーそれ需要ありそう！　私もほしい!」「手って意外と年齢の出るところだから油断できない」など共感の声が続出しました。また「わかります……ネイルでの身バレが嫌で……」など自分の手の特徴による身バレ防止に悩む人からの意見も多数ありました。

「こんな機能を作ってほしいなと思い漫画に」

　顔や髪と違い、手元のケアはついつい忘れがち。写真を撮る際に自分の手にはっとする人は多いのかもしれません。たくさんの共感の声が届いた漫画について作者のさてよさんに詳しいお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを漫画に描いた理由は？
「何かポストしようと思った時に、いつも（写っている）手が気になってポストできないので、いつかこんな機能を作ってほしいな、と思い漫画にしました」

Q. 漫画は実体験をもとに描かれたのでしょうか？
「はい、実体験です。私の手は指が太く爪が丸いんです。“かわいい”の定義は人により違うと思いますが、私は自分の手がかわいくないと思っています」

Q. 手の補正機能を使ってどのように加工したいですか？
「手のタレントさんのようなすらっとしたネイルの似合う手や、人間ではない動物の手など、自分とは全く違う手に加工してみたいです。理想とするかわいい手は、手のタレントさんのような肌がすべすべで美しい手です」

Q. 印象に残った読者の感想は？
「手袋をずっとつけていたいというコメントをいただいて、私も手袋つけて隠していたいと共感しました」

（Hint-Pot編集部）