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缶ビールを冷やし忘れた 常温のビールを即冷する裏ワザ 2つを検証してみた
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濡れたキッチンペーパーを巻き冷蔵庫で30分冷やす裏ワザ
○手順
1. キッチンペーパーを水で濡らす
2. 濡らしたキッチンペーパーを缶ビールに巻く
3. 冷蔵庫に入れて30分間冷やす
これは「気化熱」を利用した冷却方法で、キッチンペーパーの水分が気化する際に缶ビールの熱を奪うというもの。わかりやすく言えば、濡れた服を着ていると体の熱が奪われて寒くなるのと同じ原理です。今回は、冷蔵庫の温度調整を「中」と「強」の間に設定。キッチンペーパーは2枚使用しました。
30分後、缶ビールを冷蔵庫から取り出して温度を測定すると16度でした。気化熱の効果で、30分間で10度、温度を下げることに成功しました。
実際に飲んでみると、まだ少しぬるいように感じましたが、適度にビールの風味が感じられて飲みやすい温度とも言えます。しかし、キンキンに冷えたビールを飲みたい人は、少々物足りなく感じるかもしれません。
氷を張ったボウルの中で3分間回転させて冷やす裏ワザ
○手順
1. ボウルに缶ビール全体を覆うくらいの氷を入れる
2. 氷の中に缶ビールを入れる
3. 3分間、手で缶ビールを回転させる
実際にグルグルと手で回していると、すぐに指が冷たくなり、ビールもどんどん冷えてきているのを感じます。そして、3分後には缶がしっかりと冷えました。手で持つと、冷蔵庫で普通に冷やした缶ビールよりも冷たく感じるほどです。
3分冷やしてから缶ビールの温度を計測すると、常温の缶ビール(26度)より21度も低い5度まで下がりました。飲んでみると中身はキンキンに冷えており、口当たりもキレ味が鋭く感じられました。3分という短さでここまで冷えるとは、驚きの結果です。
「3分」の冷却方法が最適! 冷たいビールをすぐに飲みたいときはやってみる価値あり
以上の検証結果から、缶ビールをすぐに冷やすには、氷を張ったボウルの中で回転させる方法が効果的であることがわかりました。
水で濡らしたキッチンペーパーを巻いて冷蔵庫で冷やす方法は、冷蔵庫に30分間放置しておくだけなので手間がほとんどかからず、手軽に試すことができます。実際に16度まで缶ビールの温度は下がりましたが、飲むと生ぬるく感じたため、冷たいビールが飲みたい場合は放置時間をもう少し長くするといいかもしれません。
また、氷を張ったボウルに入れて回転させる方法は缶ビールを覆うほどたくさんの氷を準備する必要があり、手で3分間回転させる手間もあるものの、キンキンに冷えたビールをすぐに飲むことができます。試す前は3分が長く感じられるかと思いましたが、実際にやってみるとあっという間でした。
まだまだ暑い日が続きます。「冷えたビールが飲みたい!」と思ったとき、もし缶ビールを冷やし忘れていたらこの裏ワザを試してみたいですね。
(Hint-Pot編集部)