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夏野菜の定番トマト 「切り方を変えるだけで水っぽくならない」は本当? 検証してみた
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夏野菜のひとつ、トマト。みずみずしくておいしいですが、切ると種や果肉が出てしまい、果汁で水っぽくなることも多いのではないでしょうか。お弁当に入れたいと思っても、水気がほかのおかずに影響しないか気になります。そこで今回は、トマトを切っても種や果肉が出ない裏ワザを検証してみました。
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ヘタのくぼみに沿って切るだけ
トマトのヘタ部分をよく見ると、でこぼこしています。このへこみに沿って切ると、トマトの種や果肉が果汁とともに閉じ込められ、水っぽくならずに切れるそう。本当に水っぽくならずに切れるのでしょうか?
今回は、くぼみを避けて切る方法とくぼみに沿って切る2つの方法について、種や果肉の飛び出し具合の違いを比べてみます。
○裏ワザなし:くぼみを避けて切る
ヘタ側を上にして、くぼみを避けてトマトを切ります。
種や果肉は飛び出しませんでしたが、果汁が少し漏れてしまいました。
○裏ワザあり:くぼみに沿って切る
ヘタ側を上にし、くぼみに沿ってトマトを切ります。
半分は種の部分がむき出しにならず、果汁が漏れそうな気配もありません。しかし、もう半分は種がむき出しになって果汁も出てしまいました。
切った位置が少し異なっているのかと思い、トマト2個分を裏ワザの方法でくし形などに切ることに。1割は水っぽくならずきれいに切れましたが、ほとんどがむき出しになってしまいました。
裏ワザにはコツが必要
今回の検証では、裏ワザでトマトが水っぽくならずに済むかどうか、はっきりと証明できませんでした。切る位置やくぼみの見極めなど、きれいに切るにはコツが必要かもしれません。ただ、トマトの切り方を工夫するだけで行える裏ワザなので、お弁当やサラダなどで水っぽくさせたくないときに試してみる価値はあると思います。
(Hint-Pot編集部)