Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

ライフスタイル

ママたちの間で衝撃の盗難騒動も…暑さ対策「エアラブ」、人気過熱の背景 韓国企業「供給量が追いつかず」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

最新モデルの在庫は7月中旬に完売した
最新モデルの在庫は7月中旬に完売した

 いま、子育てママたちの間で注目を集めるベビーアイテムがあります。「エアラブ」というファン付きの冷却シートです。ベビーカーの背面に簡単に装着できることから話題になり、猛暑が続いた影響もあって、7月中旬には最新モデルが完売。ネット上では、小児科受診中に保冷剤ごと盗まれる事例も発生するなど、人気が過熱しました。「エアラブ」とはいったい、どのようなものなのでしょうか。韓国・POLED社の担当者に聞きました。

意外と知らない汗と臭いの関係 「もしかして臭ってる?」 みんなが悩む“汗あるある”

 ◇ ◇ ◇

韓国・POLED社の担当者に聞く

「BCG打ちに小児科行ったらエアラブ盗まれた」

 ママたちに衝撃が走ったのは、夏の最中にSNS上に投稿されたつぶやきでした。「エアラブ盗難、怖すぎじゃん!」「エアラブ買ったはいいけど盗難対策はどうしたらいいんだ?」などの声とともに、「エアラブってなんだろうと調べてしまった」と、まだ耳慣れない謎のワードが話題になりました。

 エアラブの製造を行っているのは韓国のPOLED社です。設立は2019年3月。現代自動車の社内ベンチャーから立ち上がった会社で、日本では21年6月ごろから販売を開始しました。

「エアラブは今までにない製品だったので日本に広まるのに多少時間がかかってしまいましたが、徐々に製品力が認められ、今年に関しては供給量が追いつかず、7月中旬ごろに2023年の夏用に製造していた在庫が完売してしまう勢いになりました」と、担当者はその人気ぶりについて説明します。

 日本上陸からわずか2年で、なぜここまで浸透することができたのでしょうか。

 新生児から4歳までを対象にしているエアラブは、主にベビーカーの背面に装着し、暑さをやわらげるアイテムです。

「エアラブは送風機付きクールシートで、メインの機能はシートの足もと裏面にあるファンから背中全体に風を送ることです。また、赤ちゃんの適正体温維持を保つため、人体工学に基づく設計になっており、体温をつかさどる頭部と首には、背中やお尻よりも弱い風が送られるなど、冷えすぎることなく赤ちゃんの体温にしっかり配慮しております」

 特徴はシートにもあります。

「4層にもなるメッシュ生地で風が行きわたりやすいように体圧を分散し、赤ちゃんが快適に過ごせるような仕掛けがあります。生地の薄さにもこだわったので、あらゆるチャイルドシートやベビーカーに適用できるようになっております」

“乗り心地”にこだわるのは、自動車メーカーから派生した影響かもしれませんね。POLED社の日本法人には、「いつもは汗びっしょりで機嫌が悪いのに、こちらを使用するとご機嫌で背中や頭も汗をかくことなくサラサラでびっくりしました!」「ベビーカーでもチャイルドシートでも爆睡するようになりました」など、汗が抑えられるだけでなく、おとなしく眠るようになったとの声が届いているそうです。

転売や盗難騒動「大変申し訳ない」

 一方で、人気の高まりゆえに、盗難やネット上で商品が高額転売されるなど、行き過ぎた事象も起きました。

 この点については、「想像以上の人気」との見解を示し、「人気に対して供給量が追いつかず転売や盗難事件を招いてしまい、大変申し訳ないと感じております」と受け止めました。対策は検討中で、「来年に向けて生産量の増加や盗難防止策を進めております。取り急ぎ、盗難に関してはSNSでワイヤー型のロックを付けられている投稿などもあるので、そういった投稿を参考にしていただければと思います」と続けました。韓国側から調達できれば、年内に再販の可能性もあるそうです。

 9月に入っても残暑が続く近年、赤ちゃんの暑さ対策の必要性はますます高まっています。アイスリングやミニ扇風機を活用し、子どもの体調管理に気を遣っている親も多いです。ベビーカー等で外出する際、どのようなことを心がければいいのでしょうか。

「まずは直射日光を避けるべきだと考えております。熱がこもることがあるので注意が必要ですが、幌が大きいベビーカーやブランケットの利用、車であれば窓ガラスにサンシェードの設置といった対策があります。また夏は地面が熱くなるため、地面からの距離を離せるハイシートタイプのベビーカーを利用されている方もいらっしゃいます。他にも、当たり前ですが水分補給は欠かさず行う必要があります。赤ちゃんの年齢に応じた適切な水分を飲ませてあげましょう」と担当者は結びました。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)