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瓦や看板が直撃すれば命の危険も 「竜巻」から身を守るための行動を政府広報が指南
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テレビなどの衝撃映像として、目にすることがある「竜巻」。自分の周りでは起こらないだろうと思っている人もいるかもしれません。ただ、油断は禁物です。竜巻はどのようなときに起こるのか、どうやって身の安全を確保すればいいのか。内閣府政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)が教えてくれています。
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夏から秋にかけて多発 発達した積乱雲によって発生
夏から秋にかけて発生が多いという竜巻。いったい、どのような状態になると発生するのでしょうか。内閣府政府広報オンラインの公式Xアカウントは「竜巻は発達した積乱雲により発生します」と指摘。「急に暗くなり雷鳴が聞こえたり、冷たい風が吹き出して大粒の雨やひょうが降りだしたりしたら、発達した積乱雲が近づいている兆候です」と説明しています。
兆候をまとめると以下の通りです。
・真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
・雷鳴が聞こえたり、雷が見えたりする
・ひやっとした冷たい風が吹き出す
・大粒の雨やひょうが降り出す
こうした兆候がみられたら、竜巻注意情報などを確認しながら、身を守るための行動を取りましょう。政府広報オンラインのウェブサイトによると、とくに建設現場や人が集まるイベント会場、運動会などの学校行事といった避難に時間がかかると考えられる場所では、気象情報などの十分な確認が必要とのことです。
また、同サイトでは「竜巻のおそろしさは、巻き上げられた瓦(かわら)や看板などが猛スピードで飛んでくることです。こうした飛散物に当たると、命を落としたり重軽傷を負ったりします」と訴えています。
竜巻から身を守るための行動は次の通りです。
・頑丈な建物の中へ早めに避難する
・物置や車庫、プレハブは建物ごと壊される危険があるため、離れる
・窓ガラスから遠く離れる
・一般の住宅では雨戸、窓やカーテンを閉め、窓のない部屋に移動する
・丈夫な机やテーブルの下に入って身を守る
・屋外にいて周辺に身を守る建物がない場合は、水路などくぼんだところに身を伏せる
・両腕で頭や首を守る
短時間で甚大な被害をもたらす竜巻。今一度、身を守るための行動を確認しておきたいですね。
(Hint-Pot編集部)