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英王室の兄弟対立 収束のきっかけとなるか エリザベス女王「一家全員で臨んでほしい」 “ファブ4”集結予定の式典とは
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11月11日に開催される戦没者の追悼式に注目が集まる
「ウイリアム(王子)とは別々の道を歩み始めた」とテレビインタビューで語り、兄弟の現在を明らかにしたヘンリー王子。ところがそんなふたりが近々顔をあわせることになる。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が伝えたところによると、11月11日に予定される「リメンブランス・デー」の式典に、ウイリアム王子・キャサリン妃夫妻とヘンリー王子・メーガン妃夫妻がともに出席することが確実になったという。
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第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦没者を慰霊する「リメンブランス・デー」は、英国がひとつとなって祈りを捧げる日。その日に行われる式典参加はロイヤルファミリーにとって非常に重要だ。
そんな国民的記念日を直前に控え、エリザベス女王は、個人の意見の相違や問題は一時封印して「一家全員で追悼式に臨んでほしい」と強く望んでいるという。
ヘンリー王子はドキュメンタリー番組中のインタビューで、最近のウイリアム王子との関係について「良い日もあれば悪い日もある」と話し、両者の間に意見の相違があることを示唆。しかし、それと同時にふたりには軍隊経験があり、リメンブランス・デーにはそんな想いの違いを乗り越える大義がある。
「どんなことがあっても我々は兄弟」。別々の道を歩んでいることは明らかにしながらもそう語ったヘンリー王子。今回の式典にふたりが顔を合わせることで最近の疎遠が解消されるのか。11月11日当日のヘンリー王子とウイリアム王子の表情に注目したい。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)