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「あれ、何かおかしい?」は大事なサイン 認知症の人のために家族ができる10か条

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

家族が見逃してはいけない認知症のサインとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
家族が見逃してはいけない認知症のサインとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 もし、自分の家族が認知症になったらどうしますか。どう接するべきなのか、どこに相談をしたらいいのかなど、疑問が次々に浮かんできます。内閣府政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)が、家族が認知症になった場合に知っておくべき10か条を紹介しています。

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早めの受診を! 治る認知症もある

 最近は著名人も、認知症になったことや認知症の家族がいることを公表するケースが増えてきました。人生100年時代といわれ、認知症を発症する人の数は年々増加しています。認知症とはどのような病気か、今一度、確認しておきたいものです。

 内閣府政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウントは「日本では2012年度で65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症とされ、今後も増えると予想されています」と指摘しています。そして、認知症の人のために家族ができる10か条を以下のようにまとめています。

・見逃さないで! 「あれ、何かおかしい?」は、大事なサイン
・早めの受診を! 治る認知症もある
・認知症の正しい知識を身につけよう!
・介護保険など、サービスを積極的に利用しよう!
・サービスの質を見分ける目を持とう!
・いつでも気軽に相談を! 経験者は知恵の宝庫
・今できることを知り、それを大切に!
・恥じず、隠さず、ネットワークを広げよう!
・自分も大切に、介護以外の時間を持とう
・往年のその人らしい日々を

 政府広報オンラインのウェブサイトでは、さらに詳しく認知症について解説しています。認知症になる可能性は誰にでもあり、患った人の心情もさまざまです。また、「認知症の本人は自覚がない」という考えも大きな間違いと指摘していて、最初に症状に気づき、誰よりも不安になって苦しんでいるのは本人だと説明しています。

 そのうえ、「認知症の人は理解力が落ちているものの、感情面はとても繊細です。温かく見守り適切な援助を受ければ、自分でやれることも増えていくでしょう。認知症という病気を理解して、さりげなく自然で優しいサポートを心がけましょう」と呼びかけています。

 認知症の原因となる病気の詳細や相談窓口の連絡先、若年性認知症(65歳未満で発症)に関する詳しい情報もウェブサイトに掲載されています。確認しておくと良いでしょう。

(Hint-Pot編集部)