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「植物としての設計が残酷すぎないか…」 枯れたひまわり畑の写真が話題に 圧倒的な絶望感に希望見出す声も
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日本列島は残暑が続いていますが、もう9月の下旬になって秋の季節に入っていることも確かです。そんな中、「夏の終わり」を感じさせる印象的な写真がSNSで注目を集めました。枯れたひまわり畑の光景です。あんなに夏に咲き誇ったのに、枯れた様子はどこか寂しいような、切ないような……。投稿者に話を伺いました。
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「あんなにも明るく眩しい存在だったのにどうしてこんな姿になってしまうのだよ」と投稿
空に向かって直立した茎。その一方で、花はもう散ってしまい、真っ黒になってこうべを垂れています。
インパクトのある情景を撮影したのは、廃墟と奇妙な風景を写真に収め発信する活動をしている、えぬびい(@enuenuenubi)さんです。
「夏の終わりのたびにヒマワリを見て絶望する。あんなにも明るく眩しい存在だったのにどうしてこんな姿になってしまうのだよ。植物としての設計が残酷すぎないか…
『希望を失った新入社員』『堕ちてしまった清純派アイドル』『鬱になったクラスのお調子者』って感じで…」
えぬびいさんはX(ツイッター)の投稿で、物悲しい雰囲気の文章をつづりました。
投稿文に込めた意味合いについて、「枯れたひまわり群は夏の終わりに毎年見る光景で、見るたびにどうにも心が沈むような感覚がありました。それを今回初めて撮影し、この感覚を文章化し投稿しました」と説明します。千葉県内で撮ったそうです。
見る人の心に何かを訴えかけたようで、6.5万件以上の“いいね”、1.4万件以上のリポストを集める大反響。返信欄には「闇堕ちひまわり…」「なかなかにホラーですね 夢に出てきそうです(笑)」「でも垂れた頭には次世代への希望が詰まっている」「私にはすべての栄養を種に集中させた姿に見えて頑張っているな~~って思ってしまう」など、多様な視点のコメントが寄せられています。
まさに、物事の捉え方は人それぞれです。えぬびいさんは「枯れたひまわりは絶望的なビジュアル、というニュアンスで投稿しました。しかし、コメント欄では『種をたくさん蓄えて次の年の準備をしている』だったり、『種たくさんとれてうれしい』だったり、『夏を全力で生き抜いた証』などと希望的な意見が多く寄せられ、確かにいろんな側面から考えればそういう見方もあるのか! と気づかされました」と話しています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)