リコーダーの練習をする“お兄ちゃん”に戸惑いを隠せないねこ。そばにいたものの、ソファの上にいる飼い主さんの元へたまらず逃げ出してしまいました。しばらくすると、再び“お兄ちゃん”に近づいて頭をスリスリ。まるで「もうやめて」と訴えているかのような仕草が、X（ツイッター）で話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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きっかけは「ねこと暮らしたい」という息子さんの思い

「息子のリコーダーが下手すぎて抗議するねこ」

　そんなコメントが添えられた動画に映っているのは、ラグドールの男の子で1歳の「ルカ」くんです。性格は温厚でおとなしく、のんびり屋さん。とても人懐っこく、人見知りをしないため、飼い主さんは「わんちゃんみたいだな」と思うこともあるそう。

　ルカくんと飼い主さん家族との出会いは、息子さんが長らく「ねこと暮らしたい」と話していたことがきっかけでした。ある日、飼い主さんはインターネット上で偶然見かけたルカくんにひとめ惚れ。当初は見学するだけのつもりで会いに行きましたが、「どうしても連れて帰りたい」という思いが高まったことから、お迎えすることにしました。

リコーダーの練習をする息子さんに、ルカくんは…

　注目を集めたのは、発表会を控え、ソプラノリコーダーで課題曲「アチャパチャノチャ」練習をしている息子さんと、ルカくんの様子を収めた動画です。息子さんの足元にいたルカくんは、聞き慣れない音を耳にして「ニャー」と鳴くと、逃げるように飼い主さんのいるソファの上へジャンプ。

　ルカくんは、飼い主さんになでなでしてもらいながら心を落ち着かせようとするも、音を遮断するかのように耳を後ろに倒したり、顔をそむけてはまた振り返ったりしています。しばらくすると息子さんの背後に歩み寄り、「そろそろやめて！」と抗議するかのように、頭をこすりつけてアピールしました。

「廊下で寝ていたのに、鳴きながら近寄ってきたのがかわいくて撮影しました。私に頭突きしてきたり、息子の周りをうろうろしたりして、最後は息子にも頭突きしました」

　この一部始終を収めた動画がXで公開されると、3000件近い“いいね”が。リプライ（返信）には「なんてかわいい抗議」「我が家も同じなのに笑ってしまいました!!」「ちょっ、お腹痛いって」「ごめんなさい、爆笑が止まりません」など、ルカくんのかわいらしい振る舞いにほっこりする声が寄せられています。

ルカくんに抗議された息子さんの反応は？

　このとき、息子さんはリコーダーの練習に夢中になるあまり、ルカくんが戸惑っていることに気づかなかったそうです。

「最後に後ろから頭突きされたときは、笑っていました」

　真剣にリコーダーを練習する息子さんの緊張感が、ルカくんにも伝わったのかもしれませんね。そんな“ふたり”はとても仲良し。息子さんはルカくんが大好きで、ルカくんも息子さんのことを本当の“お兄ちゃん”のように感じているそうです。

“お兄ちゃん”の一挙手一投足を見守るルカくん。これからも大好きな“お兄ちゃん”と、たくさん楽しい思い出を作っていくことでしょう。

○取材協力：LUCA ラグドール（@LUCA_10_24）さん

（Hint-Pot編集部）