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新型コロナ 定点把握による患者数は3688人 前週より減少は診療日数が少なかった影響も
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東京都は9月28日、定点把握による感染者数と専門家によるモニタリング分析を公表しました。9月28日公表の東京都感染者週報及びモニタリング分析よると、9月18日から9月24日(第38週)の新型コロナウイルス感染者報告数は合計で3688人。定点医療機関あたり患者報告数(定点医療機関からの患者報告数÷定点医療機関数)は8.89人となっています。
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祝日による医療機関休診の影響から「評価には注意が必要」との見方
都内419の定点医療機関のうち、報告をしたのは415か所。感染者数の合計は3688人、定点医療機関あたり患者報告数は8.89人でした。患者数の合計は前週(9月11日~9月17日)に比べ3000人減少。「東京都感染症週報」によると、前週の定点医療機関あたり患者報告数は16.04人で、ほぼ半減しています。また、入院患者数は9月25日時点で1769人と、9月18日時点で2252人だった前週から483人減少しました。
年代別では10代が最多の1001人、次いで10歳未満の528人、40代の473人と続いています。重症化しやすいとされる60歳以上の定点医療機関あたりの患者報告数は1.39人でした。
専門家は「祝日に伴う定点医療機関の診療日数減少により、低めの数値となっている可能性があり、評価には注意が必要である」と分析したほか、「インフルエンザなどほかの熱性疾患受診者が増加してきており、医療提供体制への負担が長期化している」との見解を示しています。
(Hint-Pot編集部)