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日本のグミを初めて食べた外国人 「ファーストパンチが効いている」気に入った味とは
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ソーダ系の「ちびサワーズ」と硬めの「カンデミーナ」は評価低め
続いては「ちびサワーズ」です。今回のグミのなかでは唯一、フルーツ味ではなくソーダ系ドリンクのフレーバー(コーラ、レモンスカッシュ、メロンソーダ、ラムネ)。米国人が好みそうなドリンク系の味ですが、グミになるとどうなのでしょうか。
「そんなに好きなフレーバーではないわ」というユーナの意見に、ほかの2人も賛同。クナルは「硬めの食感だね。さっきの『ピュレグミ』のほうが酸味を感じる」、アビーは「このなかでは一番レモンスカッシュ味がいいけど、全体的に酸味をあまり感じないね」と話し、商品名が「サワーズ」であるにもかかわらず、あまり酸味を感じないことが気になったようでした。
食感、フレーバーともにあまりお気に召さなかったようで、クナルは2点、ユーナは3点、アビーは3.5点という厳しめの採点になりました。
次は「カンデミーナ」。「超フルーツなハード食感グミ」という説明書きに3人は興味津々です。口に入れてみると……。
クナルは「これはハードキャンディのようだね!」、ユーナは「この硬さは顎関節症には良くないね! ハードすぎる!!」と、グミとしては硬すぎる食感に驚いたよう。アビーは「そんなにフルーティには感じないかな……」とコメント。
クナルは3点、ユーナは4点、アビーは4.5点と、先ほど同様ロースコアになりました。
「果汁グミ」はミカン味、ブドウ味のそれぞれで評価
次は、果汁100%の「果汁グミ」。リアルに果物に近いと感じられるのかが、気になるところです。
うなずきながら食べ進め、みんなのひと言目は「食感がいいね!」でそろいました。「味もおいしいよ!」とアビー。クナルは「弾力はいいけど、フレーバーはそんなに強くないね」とのことで、口の中で味のなくなり方が早いように感じたそう。ユーナは「ミカン味はちょっと苦みがあって、皮の部分も食べているように感じる。ブドウ味のほうがおいしい!」と、2つの味で印象が大きく違ったようです。
フレーバー別で採点してもらったところ、ミカン味はクナルとユーナが4点、アビーが5点。ブドウ味に関しては3人とも7点という結果に。同じグミでも、味でここまで差が出るなんて意外でした。
最後は楽しみながら食べられる「さけるグミ」です。「個包装だから分けやすいね」と話しながら、それぞれちぎってパクリ。
「バブルガムみたいで、口の中ですぐになくなるね」とクナル。ユーナは「見た目もおもしろいし、甘みが米国のものと違っておいしい」、そしてアビーは「フレーバーが強すぎないのがいいね」と好感触でした。
気になる点数は、クナルとユーナが7点、アビーが6点となりました。
すべての試食を終えて、点数を振り返ってみると、高得点をつけたのは3人とも同じで「ピュレグミ」でした!
食べ比べながら、「日本のグミは全体的に本物の果物のフレーバーに近いんだね」という感想が何度も出たことが印象に残りました。米国のほうが人工的で味わいが強いといわれていますが、その味に慣れている人たちにとっても、また違った風味でおいしいと楽しんでもらえるのがおもしろいと感じました。
次回は、どんな感想が出るのでしょうか? 引き続きお楽しみに。
(荒木 優里)
荒木 優里(あらき・ゆり)
米ニューヨーク州在住のフリーアナウンサー。慶應義塾大学を卒業後、KSB瀬戸内海放送、テレビ埼玉で局アナとして勤務し、報道番組のキャスターや情報番組の中継リポーターなどを担当。2022年夏に渡米し、現在は初めて体験する海外生活での奮闘ぶりを日々発信中。