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避妊手術後だと思われた猫が出産 子猫は1日で20万フォロワーを集める人気者に【米】
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米国のある動物保護団体が、避妊手術を受けたペルシャ猫を保護。しかし、その猫はなんと子猫を出産しました。産まれた子猫をTikTokに登場させたところ、1日で20万ものフォロワーを集め、全米で大きな話題になっています。
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保護されたペルシャ猫から誕生したウィスプ
米国フロリダ州タンパ付近でオスのペルシャ猫を保護した動物保護団体「ラグズ・トゥ・リッチズ・アニマル・レスキュー」。獣医師の診察を受けたところ、その猫は避妊手術を受けたあとだと確認されていました。しかし、同団体に保護されてから3週間後、まさかの出産をしたといいます。
生まれた子猫は「ウィスプ」と名づけられました。ペルシャ猫の子猫特有のくしゃくしゃした毛並みや外見から「ブサかわいい」と表現する人がいる一方、同団体の代表であるドミニク・アメローザさんは「目覚めたばかりか、マッドサイエンティストのようです」といいます。
ウィスプの外見は彼女の食生活に関係しており、ドミニクさんは「ウィスプは水で薄めた粥状のものしか食べることができないのですが、いつも顔から食べ物に突っ込んでいるんです」と米誌「ピープル」に語っています。
現在、ウィスプは母猫が保護された施設で、6匹の保護犬と数匹の子猫と一緒に暮らしています。アメローザさんの献身的なお世話のおかげもあって、とてもリラックスした日々を過ごしているそうです。
母猫はウィスプとはあまり交流を持たないようですが、別の保護猫がウィスプをとても気に入っているようで、「ウィスプの小さなケージの中に入って、グルーミングをしているのを見かけます」とアメローザさんは話します。
すすめられて始めたTikTok 1日でフォロワー20万人超え
動物保護施設のスタッフから以前、TikTokをすすめられたことを思い出したアメローザさんは、施設のアカウントを取得。ウィスプが食事を求めて鳴いている様子を投稿したところ、翌朝にはフォロワーが20万人を超えていたそうです。
「施設にいる動物たちは、みんなとてもかわいいです。ウィスプはとても陽気な性格。彼女の様子を共有できてうれしいです」
すくすくと成長しているウィスプですが、実は腸を患っており、「うんちを出すのに非常に苦労している」そう。バルーン拡張術という内視鏡を使った治療を受けており、今後も同様の治療が数回は必要になるかもしれませんが、開腹を伴う本格的な外科的手術の必要はないとのことです。
ウィスプは「間違いなくファイター」だと、アメローザさんは声援を送っています。
(Hint-Pot編集部)