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秋植え球根 初心者にもおすすめ「植えっぱなしでもOK」の花をプロが紹介
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教えてくれた人:のなか りえこ
暑さも収まり、過ごしやすい季節になってきました。この秋、ガーデニングに挑戦してみませんか? 翌年の春から初夏にかけて花が咲く「秋植え球根」について、手入れが簡単な初心者にもおすすめの花を、フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに伺いました。
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球根をすぐに植えないときは保管状態に注意
暑かった夏が終わり、これから土の中の温度(地温)が下がり始め、秋植え球根に適した季節がやってきます。秋といっても、近年は温暖化で、以前と比べて植え付ける時期が遅くなっていますので、紅葉の頃を目安にしましょう。
球根は、購入したらすぐに植えたほうが良いのですが、すぐに植え付けない場合は保管状態に気をつける必要があります。一般的な球根の表面は皮で覆われ保護されているので、基本的には風通しが良く涼しい場所で保管しましょう。気温が下がってから植え付けるということで問題ありません。
ただし、ユリの球根など皮で覆われていない「無皮鱗茎(むひりんけい)」と呼ばれるものは乾燥に弱いので、保管の状態がポイントになります。すぐに植え付けできない場合、1週間程度ならポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室など温度が低く暗い所で保管しましょう。長期間保存になる場合は軽く湿らせたおがくずやピートモス、バーミキュライトなどの中に入れ、冷暗所で保管します。
保管時の状態が悪く、乾燥し傷んでしまった球根は、植え付けても発芽しません。初めて秋植えをする場合は、表面が皮で覆われている球根のほうが手軽に取り組めます。乾燥に弱い球根に挑戦する場合は、購入後速やかに植え付けするほうが失敗しないでしょう。