“いぬ吸い”とは、愛犬の体に顔をうずめて思い切り匂いを嗅ぐこと。癒やし効果が高く、ハマってしまう大人も多いですが、どうやら小さな子どもでもその魅力に気づいてしまうことがあるようです。まだ赤ちゃん感の残る1歳の男の子が、柴犬を“いぬ吸い”する様子をとらえた写真がX（ツイッター）で話題になっています。楽しそうなお孫さんに対して、硬い表情を浮かべているわんちゃん。果たして“ふたり”は仲良くなれたのでしょうか？　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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1歳の赤ちゃんから“いぬ吸い”されたたろうくん

“散歩拒否柴”として有名な、4歳3か月の黒柴「たろう」くん。おとなしく、おっとりとした優しい男の子です。

　ある日、お孫さんを一日預かることになった飼い主さん。やってきたお孫さんに対し、たろうくんは「一緒に遊ぼうよ」と話しかけるようにワンワンと鳴いてアピールしていたそうです。こうして“ふたり”は仲良く遊び始めました。

　すると、しばらくしてお孫さんはまさかの行動に！　なんと、たろうくんを“いぬ吸い”し始めたのです。たろうくんの体に顔を寄せてクンクンと“吸う”お孫さんに対し、たろうくんは困惑した表情を浮かべてじっと固まってしまいました。

　飼い主さんは「1歳にして“いぬ吸い”を覚える」とのコメントを添えて、その様子が収められた写真をXに投稿。すると、7000件を超える“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「たろうちゃんの顔」「たろちゃん緊張している」「たろちゃん……スフィンクスみたい（笑）」「たろうくんの“虚無顔”初めて見ました」など、心を無にして、時が過ぎるのをじっと待っているかのようなたろうくんに注目する声がたくさん寄せられています。

その後も繰り返し“いぬ吸い”していたお孫さん

　お孫さんが“いぬ吸い”を始めたのには、きっかけがありました。それは、飼い主さんがたろうくんを“いぬ吸い”する姿を目にしたこと。お孫さんは、それを真似して“いぬ吸い”を始めたのです。最初は真似っこしていただけでしたが、どうやら“いぬ吸い”の心地良さに気づいてしまった様子。その後も、何度もたろうくんに“いぬ吸い”していたといいます。

「匂いを感じたのかどうかはわかりませんが、繰り返し“いぬ吸い”していました。たろうはちょっと迷惑そうでしたね……」

　たろうくんは、お孫さんがまだ赤ちゃんであることを理解しているのかもしれません。飼い主さんに見守られながら、お孫さんの遊びにつきあってくれていたそうです。これからも少しずつ関係を深めていくことでしょう。

○取材協力：黒柴たろう（@07tarou09）さん

（Hint-Pot編集部）