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お出かけ

日本だけじゃない! 海外のホテルで触れた最高のおもてなし イレギュラー時の対応に感動

公開日:  /  更新日:

著者:小林 千花

海外のホテルで体験した、心に残るおもてなしとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
海外のホテルで体験した、心に残るおもてなしとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 新型コロナウイルスの規制緩和や円安の影響により、日本には連日、多くの外国人観光客が訪れています。日本のホテルのおもてなしに感動したという話をよく耳にしますが、海外にはどのようなサービスがあるのでしょうか? ホテルのエキスパートとして活躍する小林千花さんに、海外のホテルで感動したおもてなしについてお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

アジア、ヨーロッパ、米国のホテルで触れたサービス

 私が海外のホテルで印象に残っているのは、ハード面や機能性、利便性といった部分が充実していたことはもちろん、そのホテルならではのサービス。スタッフの方とのコミュニケーションが忘れられず、今も鮮明に覚えています。ここでは、今までに感動したホテルのサービスを3つご紹介します。

 一つ目は、イタリアのメラーノで宿泊した、客室30室ほどの山岳リゾートホテル。大学生のとき、卒業旅行で利用しました。このホテルは、飲食代やアクティビティ料金など、滞在中に必要な料金が宿泊代に含まれたオールインクルーシブ。滞在中は、搾りたてのフレッシュジュースやおいしいワインなどを、料金を気にせず楽しむことができました。

 さらに、ホテルのラウンジではイベントが開催され、ホテルのオーナー自らワインを振る舞ってくれるサービスも。オーナーが宿泊者と交流している姿が印象的でした。利用してから何年も経ちますが、今でもそのホテルのオーナーから直筆のクリスマスカードが送られてきます。

 二つ目は、台湾で宿泊した日系ホテルです。このときちょうど台風が直撃していたこともあり、身動きが取れない時間が2日間ほど続きました。

 そこで、ホテルに缶詰状態の宿泊者に向けて、ホテルのシェフが自ら企画を考案。「せっかく台湾に来たのだから、台湾を味わってほしい!」と、食事のメニューを台湾の伝統料理コースに変更してくれました。スペシャルディナーを振る舞ってくれたことは、思い出に残るサービスです。

 三つ目は、米国のニューヨークへ行ったときに利用した“アートを味わう”ことがコンセプトのホテルです。まるで美術館の中に宿泊しているかのような空間で、スタッフの方もとてもアートに詳しく、絵の見方などについて教えてくれました。

 チェックアウトのときには、私が一番気に入ったアートのポストカードにメッセージが書かれたプレゼントも。今も大切にしている宝物です。

お風呂から濁った水が…トラブル発生時の対応に感動

 ホテルではトラブルに見舞われることもありましたが、そんなときに対応してくれたスタッフの方の気遣いも印象に残っています。

 チェックイン後、部屋内のお風呂を使おうと思ったら、水が濁っていることがありました。それをスタッフの方に伝えると、台風の影響であることを丁寧に説明して、なんときれいなお湯をバケツに溜めて部屋まで運んでくれたのです。下水が流れてからお風呂に入ると伝えていたのですが、お客様目線に立った、一歩進んだサービスにとても感動しました。

 日本だけでなく、海外でも心のこもったおもてなしに触れる機会はたくさんあります。そんなときは相手への感謝の気持ちを忘れずに、いつまでも大切な思い出として覚えておきたいですね。

(小林 千花)

小林 千花(こばやし・ちか)

1995年10月3日、東京都港区生まれ。2018年から生島企画室に所属し、舞台を中心に俳優として活動。株式会社ファーストキャビンHD取締役。「美人百花」(角川春樹事務所発行)の専属読者モデル。特技は「一度お会いした人の顔と名前を覚えられる」。趣味はホテルめぐり、宝塚観劇。「利き酒師」の資格も持っている。身長155センチ、血液型O。