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漫画

休日診療で四十肩と診断も… 肩を襲った激烈な痛み エッセイ漫画に驚きの声「肩にも石ができるとは」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:黒木崇文(@IKUMAN4)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:黒木崇文(@IKUMAN4)さん】

 年齢を重ねると、悩まされることが多い肩の痛み。30歳で突然、激烈な肩の痛みを発症したという漫画家の黒木崇文(@IKUMAN4)さんは、病院に行くも一向に回復せず、作家人生が終わるかもしれないと思った経験があるといいます。そんな実体験を漫画に描いたところ、X(ツイッター)で2.8万件もの“いいね”を集め話題に。その後、四十肩と間違われやすい病気が原因だったという衝撃の事実が判明したそうです。詳しいお話しを伺いました。

 ◇ ◇ ◇

左肩に激痛で休日診療所へ 四十肩と診断されるも痛みは徐々に悪化…

「肩が痛すぎて漫画人生が終わるかと思った話」

 そんなコメントが添えられた8ページの漫画。黒木さんが30歳のときの実体験を描いたものです。

 今から10年ほど前のある日曜日、漫画を描いていた黒木さんの左肩に激痛が走ります。あまりの痛みから配偶者さんに相談。ネット検索をしてみると、心臓病など重い疾患が原因の可能性もあることがわかりました。

 心配になった黒木さんは、休日診療を受診することに。診察の結果、医師からは「四十肩」と診断され、痛み止めと湿布をもらって帰宅しました。

 ところが、処方された薬を飲んでも痛みは引かず、症状は悪化するばかり。仕事中に、左手で原稿用紙を押さえるのもつらく、しまいには「痛くて眠れねぇ!」と一睡もできない状況に陥ってしまいます。

「四十肩じゃない……絶対」と確信した黒木さんは翌日、改めて整形外科を受診することに。すると、医師から「激烈に痛かったでしょう」と衝撃的な言葉をかけられました。なんと原因は四十肩ではなく、「石灰沈着性腱板円炎」という病気だったのです。

 その後、適切な治療を受け、無事に回復した黒木さん。とはいえ、その後も時折再発することがあるそうです。肩が痛む原因はさまざまありますが、黒木さんは「早めに整形外科を受診してみてください」と呼びかけています。

 漫画がXに投稿されると、2.8万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「同じ人いた!」「肩にも石ができるとは……」「すげーよくわかる 自分もまったく同じ原因で1週間苦しみました」など共感の声が続出。

 また、「日曜診療所は緊急の応急処置くらいの気持ちだからね……」など、休日診療を受けたあとは、専門診療科を受診する重要性を再確認するコメントも寄せられました。

「多くの方が同じように苦しんでいて、共感してくれてうれしかった」

 同じような体験をしている人への参考にもなる漫画について、黒木さんがこのときの経験を描こうと思った理由や正式な診断名が判明した後の様子など、詳しいお話を伺いました。

Q. 今回の漫画を描いた理由は?
「当時はつらかったが、笑える話だと思ったからです」

Q. 左肩の痛みは突然訪れたのでしょうか? 予兆などは?
「肩が固くなって回らなくなったという予兆はありました。それをほぐそうとストレッチや水泳をしていたら肩が痛くなり、しだいに悪化しました。今になってみれば、肩が回りにくかったのも石ができかけて痛かったからなのかもしれません」

Q. 印象に残った読者の感想は?
「多くの方が同じように苦しんでいて、共感してくれてうれしかったです。とくに足にできた方は歩くこともままらない様子で、より大変そうでした」

Q. 現在は通常の生活を送れていますか?
「現在はまったく問題なく生活できていますが、あまり肩が痛くなるような運動、ストレッチは避けています」

 漫画家人生において、肩の大切さを痛感した黒木さん。現在はラブコメディ「女霊さんは除霊されたい」をX上で連載しており、電子書籍はKindleで3巻まで配信中です。また、LINEマンガで公開中の「英雄使いで無双する」ではキャラクターの作画も担当するなど、精力的に活動。これからも肩を労わりつつ、素敵な作品が発表されるのが楽しみですね。

(Hint-Pot編集部)