カルチャー
米国人カップルに起きた予想外の展開 再訪した寿司店で触れた日本の“文化”とは
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人気店の味を堪能するため、時間を惜しまずに行列を作る日本人。その光景に驚く外国人観光客は少なくありません。来日3度目の米国人カップルは、以前食べた寿司を家族にも味わってほしいと、東京・築地場外市場へ。しかし、彼らを待ち受けていたのは予想外の出来事でした。
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以前はすんなり入れたのに… 1時間待っても入れない状況にびっくり!
日本人だけでなく、連日多くの外国人観光客でにぎわう築地場外市場。そこで出会ったのは、米国ボストンからやってきたカイルさんとサラさんです。ふたりとも3回目の来日で、今回はカイルさんの家族を伴っての日本旅行だそう。
カイルさんは過去にも築地場外市場を訪れ、そのときに食べた寿司の味に感激。今度は家族と一緒にその味を堪能するため、心弾ませながら同じお店へ足を運びました。しかし、カイルさん一行は予想外の展開を迎えます。
「もうかれこれ1時間以上、お店の前で並んでいるんだ。前に来日したときにも利用したお店で、とてもおいしかったから今回は家族にも食べてもらおうと思って連れてきたんだけど、こんなに待つと思わなかったよ。この前は平日の朝早くだったから、すぐに入れたのかもしれないね」
カイルさんが並んでいたお店は、店内に4席しかない人気の立ち食い寿司店。前回はすんなり入れたことから、今回の混雑具合にかなり驚いたようです。カイルさん一行は、思わぬタイミングで日本の“行列文化”の洗礼を受けることになりました。
そんななかでも、日本食も文化も大好きというサラさんはうきうきした様子。並びながら、どの寿司を注文するのかをしっかり決めていました。
「このお寿司屋さんではサーモンと大トロを食べたいわ。日本へ来るのは今回で3回目だけど、来るたびに好きな日本食が変わるの! 1回目はラーメンで、2回目はざるそばだった。今回はまぜそばね」
今回もさまざまな日本の味を楽しみながら、家族と一緒に京都、大阪、神戸、広島にも足を運んだふたり。10日間滞在して、この日が最終日でした。行列に並んで食べた寿司の味も、きっとカイルさんたちにとって良い思い出になるでしょう。
(Hint-Pot編集部)