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20代の約半数「電子レンジでチン」を自炊と定義 他年代と認識に差 背景にインスタント商品の進化か

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著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

どこまでが自炊?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
どこまでが自炊?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 20代の約半数が「電子レンジでチン」の作業工程を自炊と定義していることが、パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社が17日に発表した「年代別“自炊”の定義」調査で分かりました。30代~60代では逆に3割にとどまり、どこまでが自炊なのかについて年代間で認識の差があることが浮き彫りになりました。

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パナソニック「年代別“自炊”の定義」調査

 調査は9月にインターネットで20代~60代の男女400人に行われました。8項目の調理作業工程について、自炊と思うかどうかを質問。その結果、「主菜と副菜を作る」「炊飯器を使う」「コンロを使う」など5つの項目についてはどの世代も8割以上の人が自炊と定義しているのに対し、「電子レンジで加熱する」「購入した総菜を食器に移す」「お湯を注ぐ」の3項目については、20代と上の年代で認識の差があることが明らかになりました。

「電子レンジで加熱する」では、20代の45%が自炊と定義。30代以上では合わせて29.1%にとどまりました。

「購入した総菜を食器に移す」では、20代の51.3%が自炊と答え、他年代は同25.3%でした。カップラーメンが代表的な「お湯を注ぐ」は20代の40%が自炊と定義したのに対し、他年代は同20%と2倍の開きがありました。

 この結果を受け、同社では、「20代の方は他の年代の方と比較し『自炊の定義』のハードルが低いということが分かりました」と指摘。

「『電子レンジで加熱する』『購入した総菜を食器に移す』『お湯を注ぐ』といった項目を自炊と定義した背景には、インスタント商品のクオリティー向上から、今まで自炊でしか味わえないと思っていた『家庭の味』が電子レンジの使用やお湯を注ぐだけで作れるようになってきているということが推測されます」と、分析しています。

 一方、週1回以上料理する20代の男女80人に、調理にかける時間を聞いたところ、仕事がある日では、「30分以内」が50.1%を占め、タイムパフォーマンスを重視している傾向が分かりました。食事の用意は可能な限り、効率的に済ませたいというのは、若い世代の特徴なのかもしれません。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)