国内ニュース
東京都「5類移行後で最も低くなっている」 新型コロナは減少傾向 インフルエンザにも注意を
公開日: / 更新日:
東京都は10月19日、定点把握による感染者数と専門家によるモニタリング分析を公表しました。10月19日公表の東京都感染者週報及びモニタリング分析よると、10月9日から10月15日(第41週)の新型コロナウイルス感染者報告数は合計で971人。定点医療機関あたり患者報告数(定点医療機関からの患者報告数÷定点医療機関数)は2.33人となっています。
◇ ◇ ◇
年代別では10代が最多の166人
都内419の定点医療機関のうち、報告をしたのは416か所。感染者数の合計は971人、定点医療機関あたり患者報告数は2.33人でした。患者数の合計は前週(10月2日~10月8日)に比べ543人減少。「東京都感染症週報」によると、前週の定点医療機関あたり患者報告数は3.62人でした。また、入院患者数は10月16日時点で690人と、10月9日時点で918人だった前週から228人減少しています。
年代別では10代が最多の166人、次いで40代の135人、10歳未満の131人と続いています。重症化しやすいとされる60歳以上の定点医療機関あたりの患者報告数は0.48人でした。
専門家は「定点医療機関あたり患者報告数は、減少傾向が続いており、5類移行後で最も低くなっている」と分析した一方で、インフルエンザが引き続き注意報レベルを超えていることから「基本的な感染防止対策とともに、体調が悪いときは外出を控えることを周知する必要がある」と注意を呼びかけています。
また、新型コロナウイルスワクチンの秋接種については、「とくに、高齢者や基礎疾患を有する方には、重症化を防ぐためにも早めのワクチン接種が望ましい。医療機関によってはインフルエンザワクチンとの同時接種も対応可能」とし、患者報告数が減少するなかでも重症化リスクを軽減する観点から、ワクチンの早期接種を推奨する見解を示しています。
(Hint-Pot編集部)