目元の印象を明るくするアイシャドウ。ラメで華やかさをプラスしてくれるものや、かわいらしさを演出するものなど種類はさまざまです。X（ツイッター）では、誕生石と花札から着想を得たカラフルなアイシャドウのデザイン画が、6.3万件の“いいね”を集めて話題になっています。作者のみっけ（@q_micke）さんに、詳しいお話を伺いました。

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デザインは誕生石と花札から着想

　みっけさんは会社員として働く傍ら、企業とのコラボグッズやカプセルトイ「みっけの宝石ロゴアクリルキーホルダー」を手がけるほか、著書「知りたいこと図鑑」（KADOKAWA刊）を発表するなど、とても多才。

　今回注目を集めたのは、彩りも鮮やかな12種類のアイシャドウのデザイン画です。もともとコスメが大好きだというみっけさんは、「私はこれがいいな」「あの人にはこれが似合うな」と楽しく選んでもらえるようなデザインを作りたいと考え、挑戦してみたそう。

　誕生石と花札から着想を得たという、12種類のアイシャドウ。7月は、誕生石のルビーと花札のハギをイメージした、赤みがかった色が入ったパレットに。9月のアイシャドウは、サファイアを表現した深い青と花札の菊から着想を得た黄色を組み合わせるなど、使ってみたくなるものばかりです。

「誕生石も花札のモチーフも月ごとに決まっているものですが、それを組み合わせた商品は見たことがないかも……と思いデザインしてみました。自分の誕生月を思い浮かべながら、楽しんでもらえたらうれしいです」

　みっけさんのアイデアとこだわりが詰まったデザイン画がXで公開されると、6.3万件もの“いいね”が集まり話題に。リプライ（返信）には「欲しいです!!!」「全部おしゃれ……ずっと眺めていたい」「素敵すぎてどこで買えるのか探してしまいました」「友達の誕生日プレゼントにしたいです」など、たくさんの人から商品化を熱望する声が寄せられました。

イメージする色をベースに色の組み合わせを熟考

　アイシャドウは、誕生石のカラーを右上に、花札のモチーフのカラーを左下に配置。それぞれの組み合わせに合う色を、みっけさんが考え抜いてセレクトしました。見て楽しめることがみっけさんの創作テーマでもあるため、配色には苦労することもあったそう。

「2色がすでに決まっているので、あまり相性の良くない組み合わせの月は難しかったです。とくに10月は、オパールのカラフルな遊色効果をモミジのオレンジとなじむようにするのが難しかったです」

　また、本物のアイシャドウのような質感を醸し出すパレット部分にもセンスが光ります。「ラメ部分はフリー写真のテクスチャです。それ以外のイラスト部分はIllustratorというソフトを使い、自分で描いています」と、みっけさん。細部にまでこだわりを見せました。

（Hint-Pot編集部）