外国人観光客にとって、日本旅行で期待値が高いもののひとつがおいしい食べ物。とくにラーメンは人気で、有名チェーン店には外国語メニューが置かれるなど、安心して食べられると訪れる外国人観光客が多いようです。初めて日本を訪れたインドネシア人カップルも、あるラーメン店へ。そこで見たカウンター席を「おもしろい」と感じたそう。いったい、どのような設備だったのでしょうか？

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初めての日本のラーメン店　特別な座席に驚きも

　外国人にも人気の食のホットスポット・築地場外市場。そこで出会ったのが前日に日本へ到着したばかりだという、インドネシア人のリトさんとプットリーさんです。初来日というふたりですが、牛串や練り物を食べ歩きするなど、すでに日本の食事を楽しんでいる様子。とくに印象に残ったことを聞いてみたところ、リトさんが有名ラーメン店の様子に驚いた話をしてくれました。

「昨日は渋谷に行き、有名な一蘭に行ったんだ。すごく狭いスペースで食べるのは、ちょっとおもしろかったけど、とてもおいしかった。インドネシアには一蘭はなかったんだけど、少し前にオープンしていたと思うよ」

　そう言って見せてくれたのは、前日に食べたというラーメンの写真です。

　おいしそうな豚骨ラーメンの奥には、すだれが下りています。知っている人には「あのタイプの座席か……」と予想がつくかもしれません。この座席は一蘭がラーメンの味だけに集中できるように設計した、「味集中カウンター」です。

　スタッフ通路の間に目隠し用のすだれがかかり、隣席との間にも仕切りがあるカウンターで半個室状態になり、ラーメンに集中して向き合うことができます。調べたところ、リトさんたちが訪れた渋谷に一蘭は2店舗ありますが、いずれも座席は味集中カウンターのみのため、できた当初に話題となったあの座席であることは間違いありません。

　ちなみにインドネシアに一蘭の店舗はありませんが、今年の夏に期間限定で「味集中カウンター」も設置し、イベント出店したそう。リトさんが「少し前にオープンしていた」と話したのは、このイベントのことのようです。

　店内の様子だけでなく、ラーメンの味も楽しんだというリトさんとプットリーさん。このあとの旅路でも、たくさんおいしいものを味わってくださいね。

（Hint-Pot編集部）