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鼻が2つ…英国の保護施設で里親募集の猫に発覚した事実に獣医も驚き 「初めてのこと」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

愛らしい猫(写真はイメージ)【写真:写真AC】
愛らしい猫(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 先天的な障害を持つペットは多くいますが、英国の動物保護施設が里親を募集することになった猫に鼻が2つあったという事実には、獣医師も「初めてのこと」と驚きを隠せません。保護施設がフェイスブックに投稿したこの猫は、英公共放送BBCや米誌「ピープル」で報じられるなど、大きな話題になっています。

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鼻が大きいと思ったら…獣医が「初めてのこと」と語った意外な事実

 英国にある動物保護施設「キャッツ・プロテクション・ワーリントン里親センター」が現地時間19日、公式フェイスブックに、鼻の大きな4歳の猫について里親募集の記事を掲載しました。

 投稿では、猫の特徴でもある「大きな鼻」から、エマ・トンプソン主演で映画化もされた児童文学の登場人物にちなみ「ナニー・マクフィー」と名付けられたこと、「抱っこされたり、元気よく遊んだりするのが大好きなメスの猫である」と説明。さらに「飼い主の健康上と経済的な理由で、悲しいことに私たちの保護施設にやってきた」と、里親を募集することになった背景も紹介しました。

 大きな話題になったのは、実は大きな鼻だったのではなく「鼻が2つある」と判明したことです。

「私たちにとって初めてのこと」と話すのは、シニア・フィールド獣医のフィオナ・ブロックバンクさん。「鼻が2つあることは先天的な異常によるもので、本当に珍しいことですが、幸いなことに彼女にはなんの問題もありませんでした」とBBCに語りました。

 動物に先天性奇形が現れるのは珍しいことではありませんが、「遺伝か、母親の子宮内で引き起こされるかのどちらかしかない」とフィオナさんは説明しています。

 さらに、保護施設のマネージャーを務めるリンゼイ・カーさんは「安らぐことができ、愛情深い家族がいる家を必要としています」と話しました。

 うれしいことに、翌日20日の午後、保護施設のウェブサイト上にナニー・マクフィーは「予約済み」と掲載され、24日には新しい家族の元へ。フェイスブックの投稿では、今年、同施設を通じて家族を得た590匹目の猫になったと紹介するとともに、その旅立ちを祝福しています。

(Hint-Pot編集部)