多くのねこを夢中にさせるチューブ型おやつ。ねこたちが食べやすいように作られたおやつですが、テンションが上がりすぎて上手に食べられないねこもいるようです。X（ツイッター）では、チューブ型のおやつに苦戦する黒ねこが話題になっています。通常はペロペロと舐めて食べるところを、このねこはガツガツと噛みながらその味を堪能。好物を前にして荒ぶる姿に、多くの人が注目しています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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思うように食べられなくてイライラ…　袋はボロボロに

「食べ方が下手なねこ」

　そんなコメントが添えられた動画には、チューブ型のおやつに夢中になるねこの姿が。棚の上に乗り、飼い主さんが手に持つチューブ型のおやつを一生懸命に前足で引き寄せようとしています。

　その食べ方は、豪快そのもの。今にもチューブごと食べてしまいそうな勢いでかぶりつき、おいしさを噛み締めながら食べ進めます。しばらくするとチューブはつぶれて、穴が空いてしまいました。

　思うように食べることができないねこはイライラを募らせ、チューブに噛みついて引っ張り始めました。まるで飼い主さんと綱引きをしているようにも見えます。この様子がXで公開されると、4000件超もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には「小さな怪獣　誰も取らないから安心してー!!」「叩きすぎ！　噛みすぎ！　（笑）」「アハッ！　ダイナミックやな～」「チューブ型おやつの正しい食べ方はこうニャン」「鳴き声からおててでちょいちょいからすべてがかわいい」など、メロメロになる声が寄せられています。

先代ねことの悲しい別れとつくねちゃんとの出会い

　豪快な食べっぷりを見せたのは、推定生後6か月の元保護ねこ「つくね」ちゃん。人懐っこく、大胆で物怖じしない、勇気のある女の子です。

　飼い主さんは以前、黒ねこの「オレオ」くんと暮らしていましたが、残念ながら2023年6月25日に虹の橋へ。しばらく悲しみに暮れる日々を送っていましたが、ふと「また、ねこと暮らしたい」と思うようになったそうです。

　その思いで足を運んだ保護ねこカフェで出会ったのが、オレオくんと同じ黒ねこのつくねちゃんでした。よく遊び、人懐っこいつくねちゃんをひとめで気に入った飼い主さん。つくねちゃんをお迎えするために、トライアルをスタートさせました。

「うちに来て3日が経つ頃には、すっかり慣れて、甘えたり遊んだりとリラックスして過ごせるように。そうして10月28日、正式にお迎えしました。オレオで黒ねこの魅力にハマってしまった私は、黒ねこ以外、考えられなかったですね」

　こうして飼い主さんの家族になったつくねちゃん。普段から元気いっぱいで、タンスの上にも軽々とジャンプして乗るそうです。とても動きが俊敏なことから、飼い主さんは脱走することがないよう日々、注意深く見守っています。