将棋の藤井聡太八冠に伊藤匠七段が挑戦する、第36期竜王戦七番勝負第4局が行われています。ここまで藤井八冠が3連勝し、タイトル防衛に“王手”をかけています。会場は北海道小樽市の旅館「料亭湯宿 銀鱗荘」。白熱の対局にも注目が集まりますが、北海道ならではの魅力がたっぷり詰まった“勝負飯”も話題になっています。

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午前のおやつはコンテストの洋菓子部門からチョイス

　美しい海と雄大な山に囲まれた北海道小樽市。豊かな自然が、若き棋士たちの心を癒やします。開催地の小樽市では、今回の対局のために「otaruスイーツ 竜王戦おやつコンテスト」を開催。

　そのなかの洋菓子部門から、藤井八冠は午前のおやつに永沼農園の「完熟カボチャのごちそうプリン」を選びました。添加物は不使用で、濃厚なカボチャの味や食感をダイレクトに堪能できる一品です。飲み物には「アイスコーヒー」をオーダーしています。

　伊藤七段のおやつも洋菓子。小樽の老舗洋菓子店・LeTAO（ルタオ）の「生ドゥーブルフロマージュ」を注文しました。同店の看板商品として知られるチーズケーキです。2層になっており、コクを感じるベイクドチーズ層と、ミルク感のあるレアチーズ層が口の中でとろけます。飲み物はフレッシュな「ニトリ観光果樹園ぶどうジュース」を合わせました。

昼食は両者ともに豪華な海鮮を使ったメニュー

　昼食で藤井八冠は、「真狩産ポロ葱とユリ根の海の幸のグラタン」をオーダーしました。ポロネギは通常のネギよりも太く、独特の匂いが少ないのが特徴です。加熱することで甘みが増し、グラタンとの相性も抜群の西洋野菜。野菜と豪華な海鮮をふんだんに使ったグラタンは、今の季節にもぴったりな一品です。

　洋食を選んだ藤井八冠に対し、伊藤七段は和食を選択。彩りも美しい「握り寿司」を注文しました。マグロやイクラ、ウニなど豪華な海の幸が並んでいます。カニの身がのった茶碗蒸しも添えられ、海の恵みをしっかり感じられる昼食になったようです。

藤井八冠は和菓子とドリンク2種をオーダー

　真剣勝負が続くなか、迎えた午後のおやつ。午前に洋菓子を選んだ藤井八冠は、午後は和菓子の「十勝おはぎ」を選びました。ほど良い粘りを感じる一品で、糖分を摂取。飲み物は「緑茶」と「ニトリ観光果樹園ぶどうジュース」の2種類をチョイス。

　伊藤七段は午後のおやつでも洋菓子を注文。「シュークリーム『夢不思議』」は、何層にも重ねて焼き上げられたパイ生地と、北海道産の新鮮な生クリームのバランスが絶妙な一品です。飲み物は、さわやかな「アイスティー」を選びました。

　北海道のおいしいグルメが並ぶ今対局。2日目の“勝負飯”には何が選ばれるのか、引き続き熱い視線が注がれています。

（Hint-Pot編集部）