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晩秋を楽しむ ガーデニング初心者も育てやすい鉢植えの花とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

花期が長く、育てやすいキク科の植物

 晩秋の鉢植えといえば、キク科の植物がおすすめ。花持ちが良く、育てやすい品種が多いのが特徴です。初心者にもおすすめの3つの花を紹介します。

○ポットマム

ポットマム(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ポットマム(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 鉢植え用に改良された矮性(わいせい)園芸品種の菊のことで、多年草です。最近では草丈を低くする矮化剤(わいかざい)を用いたスプレー菊も「ポットマム」として出回っています。花の大きさや色、仕立て方は種類によってさまざま。耐寒性や耐暑性も比較的あるので、初心者も育てやすいです。

 日当たり、水はけ、風通しの良いところで育てましょう。鉢植えの場合、水やりは表面が乾いたら株元にたっぷりと与えます。

○キンセンカ

ビタミンカラーが特徴のキンセンカ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ビタミンカラーが特徴のキンセンカ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 キク科の一年草または多年草。花色はオレンジ・黄色のビタミンカラーで鮮やかです。耐寒性が強く、花期も12月~5月と長いのが特徴。手間がかからず育てやすい花ですが、風通しが悪いと、うどんこ病などの病気になることがあります。風通しと日当たりが良い場所で管理しましょう。

 乾燥には比較的強いので、水やりは過湿に注意します。鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。花は、咲き終わったら切っておくほうが良いですが、種をとりたい場合は残しておきます。こぼれ種で毎年育つことも多い花です。

○デイジー

色も形もさまざまあるデイジー(写真はイメージ)【写真:写真AC】
色も形もさまざまあるデイジー(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 キク科の一年草。原産地では多年草ですが、夏越しが難しいので日本では一年草扱いになっています。色は白、ピンク、赤などがあり、形もさまざま。花期は12月~5月上旬頃で、長く楽しめます。

 耐寒性はありますが、早めに植えて、寒くなる前に根を張らせておくのがポイントで、日当たりの良い場所で育てるのがおすすめです。また、寒冷地では霜に当らないよう対策をしたほうが良いでしょう。水やりは、土が乾いたら株元にたっぷりと行います。鉢植えの場合、水切れに注意してください。咲き終わった花は、花茎の付け根から切っておきましょう。早めに花がら摘みをすると、次々と花が咲きます。

(Hint-Pot編集部)