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部屋が華やかになる12月の花 初心者でも簡単な育て方や枝ものの選び方

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

12月の花といえばシクラメン(写真はイメージ)【写真:写真AC】
12月の花といえばシクラメン(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 日に日に寒さが増し、日が暮れるのも早く、忙しい気持ちになる12月。お部屋を植物で明るく彩り、癒やされたいですね。12月におすすめの植物を、フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに伺いました。

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冬に定番の花 シクラメン

 寒い季節にも、鮮やかな色で美しく咲く花はあります。初心者でも比較的簡単に扱える定番の鉢花2種類をご紹介しましょう。

シクラメンは葉の模様も多彩(写真はイメージ)【写真:写真AC】
シクラメンは葉の模様も多彩(写真はイメージ)【写真:写真AC】

○シクラメンとは
 12月に咲く代表的な花です。地中海原産の多年草球根植物で、原産地は地中海沿岸といわれています。日本には明治時代に伝わったとされ、和名「かがり火花(かがりびばな)」は植物学者の牧野富太郎氏が名付け親。牧野氏は、2023年春スタートのNHK連続テレビ小説のモデルにもなっています。

 品種改良が進められ、花の色は赤や白、紫色、ピンク、グラデーションのかかるもの、多弁咲きのものなどがあり多種多様。生産量は多く昔から冬に定番の花ですが、一鉢で華やかな雰囲気になるので一周回っておすすめしたい花です。花だけでなく、葉の模様や色合いも多彩で観賞価値がある植物といえるでしょう。

シクラメンは室内の日当たりが良い場所で(写真はイメージ)【写真:写真AC】
シクラメンは室内の日当たりが良い場所で(写真はイメージ)【写真:写真AC】

○シクラメンの置き場所
 室内の日当たりの良い場所が置くのに適しています。窓際でも室温は10度前後のところがおすすめです。終日、日が当たらない場所は日照不足となり、置き場所としては向きません。暑すぎは良くないので、床暖房に直置きすることはNG。また、暖房の温風が直接当たる場所なども乾燥が激しいので避けましょう。

○鉢植えシクラメンの育て方
 底面給水鉢で育てる場合は、受け皿の水がなくならないように管理します。普通の鉢で育てる場合は、鉢土の表面が乾いてきたら、株にかからないよう注意し、株元にたっぷりと水やりをします。花がらや枯れた葉は、そっとつまんで取り除きましょう。

○シクラメンの選び方のポイント
 株が締まっていて、葉がたくさんあり、中心に花が集まっているものを選ぶと良いでしょう。下の方に花芽がたくさんあり、葉が黄色くなっていないものを選びます。