カルチャー
日本の紅葉が楽しみなドイツ人カップル 古都鎌倉で楽しんだこととは 「ドイツではとてもポピュラー」
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四季のある日本には、季節ごとに美しい風景が楽しめる場所が数多くあります。原宿で出会ったドイツ人カップルは、東京から少し足を延ばした人気の観光エリア・神奈川県鎌倉市で、自然とふれあうアクティビティを楽しんだそう。いったい、どんな場所を訪れたのでしょうか。
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「とても楽しみ」 日本で見たい秋の絶景を求めて
ポップカルチャーの街・原宿にあって、古着の店や小さな画廊などトーンの異なるおしゃれな店が集まる通称・裏原宿。その近くで出会ったのが、初めての日本旅行中というシュテフィさんとデニスさんのドイツ人カップルです。
22日間かけ、日本各地を訪れる予定のふたり。今回の旅では、日本の秋の美しい風景を楽しみにしていると話します。
「ドイツにも紅葉があるけれど、日本よりもかなり気温が低いから、すでに終わってしまっているの。日本で紅葉を見るには、今からがちょうどいいシーズンだと聞いているし、写真でも見たからとても楽しみにしているわ」
国によっては、自国でも紅葉する木々や山を見ることはできます。しかし、育つ木の種類や山並み、その土地ならではの空気が異なるほか、経度や緯度が違えば日差しの差し方も違って見えるのが、自然の風景というもの。
鎌倉で楽しんだのは海ではなく…
そんな自然の景色が好きなふたり。前日には日帰りで、緑豊かな場所を訪れたそう。
「昨日は鎌倉へ日帰りで行って、ちょっとしたハイキングをしてきたの。街中は人がとても多かったけど、山のほうはそんなに人がいなくて良かったわ。ドイツではハイキングはとてもポピュラー。ドイツの南のほうに行くとアルプス山脈もあるから」
夕日が美しい海岸や水族館など、鎌倉は海辺の街のイメージが強い一方で、三方を山に囲まれており、山歩き気分が味わえるハイキングコースも複数あります。神社仏閣も多く、山寺の一角では冬眠を前に木の実を集める野生のリスを目にすることもあるなど、都心から近いとは思えない自然の豊かさを感じさせます。
鎌倉はまだ紅葉には少し早かったようですが、デニスさんたちはこれから西へと向かい、途中で長野県松本市や山梨県河口湖町へも立ち寄るといいます。日本のさまざまな土地で、そこでしか見られない紅葉をぜひ楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)